エジプト館・その二
ツタンカーメンを見ていたら映像が始まりました。
ツタンカーメンの棺を中心に部屋いっぱいに現在のエジプトの姿なんかが映し出され、その中を進む船が過去へと流れ、過去の遺跡からピラミッド、そして現代の「大エジプト博物館」へとつながっていきます。ラストはやっぱりツタンカーメン、博物館の正面に輝くツタンカーメンに導かれ、博物館の中へと入るまでの歴史物語でした。
映像を見終わった後、また少しツタンカーメンを見たり撮影する時間があったんですが、実はこのツタンカーメンのレプリカ、万博会場に来たのは9月になってからなんですよね。4月の開幕から4ヶ月以上、ずっとここには、
「ヒエログリフが書いてある台座」
だけが置いてあったらしく、エジプト館に来た人の感想は、
「なんかしょぼかった」
だったんですが、そりゃそうだろうなあ、メインが来てなかったんだから。
ツタンカーメンがやっと来たという記事は読んで知ってたんですが、まさか展示物がこれと映像だけとは思わなかったので、それまでに来た人はそりゃ物足りなかっただろうとちょっと気の毒に思いました。
なんでそんなに遅れたんだろう。映像でもラストツタンカーメンだったけど、やっぱりメインはこの人ですよね。うーん、なんというか、日本じゃありえないことだなあとこのへんも色々と考えることがありました。
ハイチ館の人も万博が始まってからのんびりと展示物持って入ってきてたし、どれも日本人の感覚だとどうにも落ち着いてられないことなんですが、なんでしょうね、こういう違いって。
写真の左上から映像がどんどんと遺跡に入り混み、ラストは右下の博物館の中のツタンカーメンになります。




