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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
二回目に向けて
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第一回反省会

 などと、タイトルのようなことを書いていますが、はっきり言って、


「反省しなくていいところはほぼない」


 と言っていい状況ですので、一つ一つを検討してなんていられない。


 全面的に反省だらけ、ほとんど何一つ思ったようになったことはないという現実。それでも楽しかったから満足していますが、次回はもうちょっとだけなんとかしたいと、色々と改善点を出して話し合いというか、お互に好き勝手言うてます状態です。


 ただ一つ、私もT氏も共通して反省したところはここです。


「次回はもっと休憩しよう」


 T氏は学生時代までは運動部に入っていたという過去の実績があるのですが、私にいたっては運動系はどれも苦手で好きじゃない。何をトチ狂ったのか小学校の時、たった数ヶ月ですがサッカーリーグに入ったことはあるけれど、それすらも命の危険を感じてやめてしまったほどです。

 さらに両名とも、何も用事がなかったら一ヶ月でも二ヶ月でも家の中にいてもなんら問題なく過ごせるという、立派な巣ごもり引きこもり体質なのです。


 それがいきなり万博で一日中歩き回った。そりゃ足の一つも痛くなるさ。


 ハイになっている人間というものは怖いもんですね、普段だったらすぐ目の前の郵便局に郵便を出しに行くのですら、


「面倒だから今度車で通りがかった時でいいや」

 

 となる人間が、


「反対側の郵便局の消印もゲットするんだ!」


 で、すいすい歩けるんですから。


 元々の基礎体力のなさにプラスして普段からの運動不足。


「よし、万博のためにちょっと歩いて体力をつけよう!」


 とはならず、


「今度はもうちょっと休憩を入れよう」

 

 となりました。


 思えば大屋根リングを半周し、通期パスの割引パスワードをもらう15時までの20分ほど、


「ちょっと座るか」


 と座った以外、ほとんど立ったままでした。


「これから夏になるし、やっぱり休憩は必要だ、次回はもっと休むことにしよう」


 これが第一回反省会で決まった唯一のことでした。

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