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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年9月24日(水)十六回目
659/752

エジプト館・その一

挿絵(By みてみん)


 入口が開けられ中に入ったら、


「王の墓みたい」


 と思うデザインの部屋がありました。部屋というより廊下の方がいいかな。広くはないけど、そのあたりが本当の王家の墓みたいでちょっといい感じです。


 そして内壁の一部が開いて中に入ると、


「ツタンカーメン」


 の黄金のマスクとミイラがあ! レプリカですが。


 やっぱりエジプトというとこれですよね。


 あまり広くない部屋の中にヒエログリムの書かれた台座の上に黄金の棺の中に入ったミイラがあるんですが、説明の方が、


「これは本物のミイラと全く同じに作っています。同じ大きさ、同じ重さ、そして同じにおいです」


 と言ってたのでにおいを嗅いでみたんですが、あまり近くに寄れなかったしそれほどにおいというものは感じませんでした。


 説明の方は女性だったんですが、見た感じは日本人と変わらないのに外国の方のようでなんとなく発音がちょこちょこと違ってました。それで疑問に思ったことをツタンカーメンの部屋から出た時に聞いてみたいんですが、その時にちょっと面白いこともありました。

 

 ミイラはもちろん本物じゃないです。エジプトの博物館でも他の展示物はびっくりするぐらい雑に置かれてたんですが、ツタンカーメンのものとミイラだけは別格に厳重に管理されていました。それで一応棺もレプリカですよねと聞いてみたんです。

 

 その時に、


「ツタンカーメンの棺もレプリカですよね」


 と質問したら、


「そうです同じ大きさ、同じ重さ、そして同じにおいです」


 とまた同じ返事をしてくれたんですが、近くで聞いていたちょっと高齢の女性が私が話しているのを聞いていて、


「ああ、ツタンカーメンやって、何かと思った、やっと分かった」


 と、お連れの方に言ってるのが聞こえてきたんです。


 確かに説明の方の発音だと「ツタンカーメン」とはちょっと聞こえにくかったのかも。どう言えばいいのか分かりませんが、確かに知らないと「ツタンカーメン」とは聞こえなかった人もいらっしゃったのかもと思いました。

 

 エジプトといえばまずツタンカーメン、それからクレオパトラとかが浮かぶ人が多いだろうから、多少分かりにくくても分かるんじゃないかと思いこんでいただけに、ちょっと面白かったです。

写真一枚目:パビリオンを入ってすぐの部屋というか廊下。

写真二枚目:内側の扉が開いて次の部屋へと入れます。

写真右二枚:ツタンカーメンの棺とミイラのレプリカです。

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