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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
十六回目に向けて
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いざ取らん次回予約!

 その日から厳しい戦いが始まりました。


「この日に行きたい」


 そう言って隙を見ては予約ページを開いて空き時間を見つけてはクリッククリック。


「クリック地獄」


 の始まりでした。


「夏の間は暑いし夏パスの人もいるから秋になったら行こうかな」


 そういう方、一体どうしたんだろうと思います。そんな気軽に取れる状態じゃない。


 がんばって取ってたら思わぬ協力者が現れました。


「自分は行けないけど一緒に取ってみてあげるよ」

 

 T氏です。


 どういうことかと言いますと、チケットやパビリオンの予約って何人かで一緒に取ることができます。そうでないと一緒に行ってるのにバラバラの時間にパビリオンに入るなんてことになりますからね。予約を申し込む時に自分一人でも申し込めるし、他の人のチケット番号を入れて数枚でも申し込める形です。


 ただ、作業する途中に、


「他の人のチケットも一緒に取る」


 という余分な作業が入るわけで、その手間だけ出遅れるので入場の予約もパビリオンの予約も取れる可能性が低くなります。


 ですが今回の場合、取りたいのは私だけ、それでT氏がこんな提案をしてくれました。


「自分の方で2枚申し込んでみるから、そっちは1枚で申し込んで」


 予約の空き枠ができたタイミングでクリックできた人が当選みたいな形なので、私のチケットの当選可能性を倍にするためにそうやってくれるというわけです。なんともありがたい申し出でした。


「もしもこっちで取れたら自分だけキャンセルするから」


 うう、ありがたくて涙が出るぜ、相方!


 ということで、私は自分のパソコンから私の分を1枚、T氏はT氏のパソコンで自分と私の分を2枚入力し、クリック地獄の開始となりました。

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