大腸コース
さて、東ゲートから出てすぐ目の前にある「夢洲駅」から電車に乗るだけの簡単なお仕事のはずなんですが、そう簡単には行きません。
ゲートから出て左手すぐ目の前に駅へ降りる階段とエスカレーター、エレベーターがあります。そう、駅から出ると目の前に「阿部寛パビリオン」があるあの夢洲駅です。
ところが、
「関係者以外の方は右へ進んでください」
と正反対の方へ誘導されます。
どうしてかと言いますと、たくさんの人間が一度に駅に向かってしまうと大変なことになるもので、ゲート前の敷地を、
「ぐるうううううううううううううううううっ」
と、大回りさせられるわけです。
考えましたよね、駅に入る前に大量の人間がずらっと列になって進んで行き、その間に少しずつ電車に乗って減っていく。もちろんベビーカーや車椅子、体の不自由な方なんかはショートカットできますが、
「歩ける人は大回り」
になります。
右折をして一番外側を端っこまで歩いてまた端っこまで歩き、最後に駅の入口をもう一周するぐらいにぐるっと歩かせられるわけですが、その外をぐるっと回らせられるコースを、
「大腸コース」
と呼ぶそうです。あまりにぴったりなのでうまいことを言うなと笑いました。
そして私が大腸をたどっていた時間はまだ大丈夫だったわけですが、もっともっと人が増えて大腸からも人があふれる頃には中をぐねぐね回らされて、
「小腸コース」
になるのだとか。
いや、本当にそういう形なので名付けた人のセンスに拍手を送りたいと思います。
とりあえず大腸コースのうちに駅に向かうことができてよかったです。ちょっと小腸コースを歩いてみたい気もしましたが、どのぐらい歩かされるか分からないから、この時間に帰って正解だったでしょう。
写真上:ぐるっと外を回っているところ。万国旗に沿って歩きます。
写真下:本当はこの右手に地下鉄の乗り場があるんですが、左手のヨコレイの方からぐるーっと回らされます。




