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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年5月29日(木)初回
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Cの奥

 バス停に来たけれど、めちゃくちゃ広いし、あっちこっちからバスが出まくってます。


「三宮行きはどこかいな」


 バス乗り場の人に聞いたら、


「Cの奥」


 と、答えが帰ってきました。


 Cの奥? バス乗り場、手前からA、B、Cとあって、順番に1、2、3となってる気がするんだが、Cの奥とはなんぞや?


「まあいい、とにかくCに行けばいいんだろう」


 と、とことこと歩いてAを過ぎ、Bを過ぎ、Cの乗り場に来たんですが、


「もしかして、あのずーっと奥のところか?」


 Cの奥と言われた言われたのがよく分かる場所、Cの一番端っこ、つまり、


「ゲートから一番遠いバス乗り場」


 ということです。


 いや、分かったよ? 遠いってことはよく分かった。それでもちゃんと番号があるんだからそれを教えてくれまいか、


「Cの8」


 とな!


 いや、とにかく遠い。そして進んでいくとやたらと長い列ができてるのが見えてきた。


「三宮と、それから姫路行きってことやから、その両方の人の列かな」


 と思いながら近づいて分かったこと。姫路行きの次の便は「19時45分」ということ。時間はまだ18時になってないぐらい、さすがに待ってる人はいない模様。ということは、


「これ、全部三宮行きやん」


 らしいです。


 時刻表を見たら、6月からは発着数が増えますが、今日はまだ5月、今から乗れる夕方のバスの時刻は、


「18時」

「18時30分」

「19時」

「19時30分」


 と、30分おき。


「その時間に何台ぐらい来るのかな」


 まさか、その時間に1台ずつってこと、ないよね?


 どんどん不安が膨らんできます。

※後に桜島行きのバス停は手前からの「D」だと判明しました。覚え間違いかなあ。係の人もAって言ってた気がするんですが、どちらにしても正確には「D」が会場に一番近いバス停になりますので訂正だけ。

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