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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
十四回目に向けて
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次は一人で万博に行くはずが

 万博に行き始めた時はT氏が相方になってまして、多分そのままずっとT氏と二人で行き続けるんだろうと思ってました。なぜなら後から聞いた話ですが、当時妹の職場ではちょっと問題が起こり、あまりにゴタゴタし過ぎて疲れて、おまけに休みが取れないということから「絶対行かない」と言ってた時でしたし、Iちゃんも行くとは聞いてないし、行くとしてもお友達と行くだろうと思っていたからです。

 

 ところがおそらく7月13日にああいうことになり、私はかなり軽症ではあったものの、それでもぐずぐずと体調不良が続き、私よりもうちょい症状が重かったT氏にいたっては、もっと長い間ぐずぐず言うことになりました。一度はがんばって行ったものの、やっぱりきついとキャンセルしたりして。


 ちょうどそんな頃、職場がガタついてた妹も生活が落ち着き、さらに、


「T氏が行けないのなら一緒に行く人がいなくて行きにくいのでは」


 と思ってくれたらしく、妹やIちゃんと行くことになりました。そのうちT氏も復活して四人で行ったり三人で行ったり二人で行ったり、色々な組み合わせで行くのはまた色々違ってとっても楽しかったです。


 ですが、妹が初めて行った時の前半、半分だけ一人万博したのもとっても楽しかったんです。


「今度は一度一人で行きたい」

 

 妹とIちゃんの夏パスも終了して、T氏も予定が取れないというもので、


「チャーンス!」

 

 と、一人だけで予約を取りました。


「この日は一人で一日行くんだ!」


 拳を突き上げるようにして宣言し、その日を楽しみにしていたらT氏が、


「行こうかな」

 

 と言い出した。


 いや、別に行くなら行くでいいんですが、その頃にはもう予約を取るのがかなり難しい状態になっていたので、


「予約取れんよ、というかもう目の前になって無理やって、取れるもんなら取ってみな」

 

 と言ってたら、


「取れたよ」


 って、T氏本当に予約取りおった! しかも二日ほど前になって!


 ということで、十四回目は久しぶりにT氏、最初の相方と二人で行くことになりました。


 いや、ほんまによう取れたな!

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