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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年5月29日(木)初回
54/687

スペイン館

      挿絵(By みてみん)


 満足したかどうかはさておき、T氏のご希望のハンバーガーを食べ、ちょっと休んだので、


「もう一つぐらいパビリオンに入っておくか」


 と、なりました。

 

「オーストラリア館は入れるのかな」


 どこがどういう感じかさっぱり分かりません。いくつか見てみたんですが、その時は予約の人しかだめとか、すごい並んでたりとか色々で、さっと入れる感じではない。


「どこか入れるパビリオンあるのかな」

「コモンズとかバルトみたいなところなら行けるかも」


 そうなんですが、さっきオーストラリア館に来るまでに無駄な時間とエネルギーを使ってしまったもので、あまりあっちこっち歩き回る気にもならない。


「どこかないかな」


 と、座っている目の前にあったのがスペイン館、オーストラリア館のお隣です。オーストラリア館の前はオーストラリア館で買った物を食べてる人でいっぱいだったので、少しずれてそちら側に座ってました。


「今なら待たずに入れます」


 みたいに人を呼び込んでます。


「スペイン、もしかしてイニエスタのこと出てたりせんかな」


 そんな軽い気持ちで行ってみたんですが、


「ああ、人があまりいない理由分かったかも」


 と、思いました。


 展示の内容とかじゃないんです。まず、入るまでにずっと階段を登らないといけない。メキシコの「太陽のピラミッド」みたいに上の方まで段を登っていく形です。そこそこ疲れて来た人が見たら、やめようかなと思うんじゃないですかね。私も行きかけたものの、ちょっとやめそうになりました。


 それでも、まだ今日パビリオンにはバルト館に入っただけ。これもご縁だしとやっとこやっとこ階段を登ることにしました。後ろの方で「車椅子なんですけど、他に入る方法は」と聞いてらっしゃる声が聞こえてきましたが、どう答えてらっしゃったかまでは分かりませんでした。何もないとは思えないんだけど、どうなんでしょう。

 

 中に入ったら暗い中に海のイメージが。スペインは昔、「無敵艦隊インビンシブルアルマダ」をもって世界の海を支配していた国でした、そういや。今は平和に世界をつなげる海をテーマにしていて、日本とも「慶長遣欧使節」などのご縁があり、日本を意味する「ハポン」を名乗る人もいる、などの展示がありました。


 深い海の底に座れるようなスペースがあり、そこから縦長の液晶で、よく意味は分からなかったですが、海からどんどん人が出てくるような映像を見ました。それから海藻から色々なもの、化粧品や薬や、燃料なんかを作っているものの実演もあったりして。

 そこでしばらく座って休んでから最後の部屋に行くと、たくさんの絵葉書をつなげた壁飾りがあり、スペインの風景や食べ物、テーマごとにまとめて通路みたいになってます。そこを通ったら出口でスタンプがありました。

 

 こうして今日2つ目のパビリオン、スペイン館を後にして、そろそろ時間は4時頃ですかね。


 そうそう、スペインの有名人とかも映像に写ってたんですが、期待してたイニエスタはいなかった気がします。たくさんあったから見逃してるだけの可能性もありますが。スペイン人だし、関西で活躍してた人だから出るかなと思ってたのになあ。

写真上 :階段になった入口。上の方の白◯のところが入口です。

写真左下:海藻から色々取り出している実験みたいなもの。

写真右下:絵葉書がたくさん飾ってある通路。

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