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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
十三回目に向けて
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雨はどこに行った

 そんな感じで各々雨に備えながら会場へと行ったわけです。


「ちょっと涼しくてよかったね」


 と言ってる間にどんどんと雨の予報は曇りへと変わってきました。


「ほら、大丈夫やったやん」

「雨も降らんし曇りでちょっと涼しいし、いい感じかも」


 などと言ってたんですが、なんかどんどん晴れてきた。


「やばい、この間買ってきてもろた晴雨兼用傘はあるけど帽子持ってきてない。腕カバーも!」

「私はどっちも持ってきた」


 妹はどちらの用意も持ってきたようです。


「あー、太陽出てきたから帽子かぶろかな、持ってきてよかったなあ。そうそう腕カバーせんと」

「それ、わざとやろ」


 と言ったらニヤッと笑ってました、わざとです。


 そしてもう一人のT氏ですが、


「うちも帽子忘れた」


 と帽子は忘れてたんですが、


「腕カバーは持ってきたから半分貸してあげるよ」


 って、そんなもん半分ってどうやって貸すんじゃい。片一方ずつしても意味ないし。


「そもそもトルクメニスタン並んだだけで火傷するぐらいの人がはずすんじゃない」


 と断りました。


「武士の情けじゃ」

 

 と、妹が持ってきたミストの日焼け止めをしゅっしゅとかけてくれましたが、この暑さでざんざか汗をかく中ではほとんど役に立たないと思われます。


「でも日傘あるし」


 とも言われましたが、日傘ってね、じっと並んでる時ぐらいしか使いにくいんですよ。


 ということで、ほぼ無防備な私は今日一日でどれほど黒塗りになるのでしょう、想像するだけで恐ろしいことになりました。

 

 雨、降るなら根性入れて降らんかい! 晴れに負けるな!

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