オーストラリア館はいずこ?
さて、私が絶対行きたい、一番の目的と言ったバルト館へ行って、ミャクミャク様たちとのご対面は果たせましたので、次はT氏の希望を叶えたいと思います。
「オーストラリア館」
時刻はもう3時をとっくに過ぎて4時近くになっています。
「え、オーストラリア館って予約と先着でしょ、そんな時間から行けるの?」
と、ご心配いただく方もいらっしゃるでしょうが大丈夫です、パビリオンに入るのが目的ではありません。
「テレビで見たオーストラリア館のハンバーガーがおいしそうだった、あれが食べたい」
これがT氏の希望でございます。
「そんじゃそれ食べよう」
と言ったら、
「いいの? 行ってもいいの?」
と、そわそわするT氏。
「地図見たら同じ区域にあるし、結構近いやん、行こうよ」
と、バルト館から出てオーストラリア館へと向かいました。
地図を見るとちょっと行って曲がったらさっと辿り着けそうです。
「バルト館を出てコモンズCとBの前を通り過ぎ、スシローやらぽっぽの建物の間を通り抜け、インドネシア館のすぐ向こうやな」
ということで歩き出しました。
「このあたりを曲がる、って道ないやん」
行ってみたら通り道はあるんですが、
「関係者以外立ち入り禁止」
となってます。
「もうちょっと向こうを曲がるのかな」
行っても行っても同じこと、
「すみません、ここ通れないんですか」
「ここは関係者以外入れないので」
と、ちょこちょこ入る人はいるけどみなさん関係者のようです。
「もっと向こう回るのかな、ここかな、そっちかな」
会場の真ん中にある「静けさの森」を過ぎ、そのへんで万博の人に聞いたら、
「アゼルバイジャン館を過ぎてもっとずっと行って」
と、なんだかぐるっと回らないといけないという説明。
「じゃあモナコ館のところ入るのかな」
そこも入れない。
「あっちもだめ、こっちもだめ」
結局同じエリアの一番端っこのトルコ館を通り過ぎ、一度大屋根リングまで大回りしてからまた戻り、どんどん戻って、さらに戻ったところからやっと入れる場所を見つけました。
「分かった。この会場って真ん中は通り過ぎれるけど、同じエリアのパビリオンって大屋根リングの方からしか入れないようになってるんやわ」
そういうことらしいです。
「ということは」
と、地図を見て分かったことは、
「正反対の方向、セルビア館からウズベキスタン館、インド館を通り過ぎて行った方がはるかに近かったってことになる」
ということが分かりました。
文章だけでは分からないでしょうから、非公式にパビリオン名を入れて作っていらっしゃる方の地図を拝借して説明します。私たちが予測していた経路は赤の矢印、実際に通ったのは黒の矢印で、本当の経路は青の矢印ということになるようです。
「めっちゃしんどかったわ! なんだこの造りは!」
そういうことを知らないので、本当にすんごい大回りをして、やっとオーストラリア館に辿り着いたのでした。
しんどかった!
お借りした地図は「つじ@万博4/10回目」さん(2025年6月6日現在)の非公式マップ「パビリオン巡り用Ver.200」です。
これのバージョン1をプリントして持って行って重宝させていただいてます。
どうもありがとうございます。




