表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年8月31日(日)十二回目
518/795

妹は一体どこを走ったのか

挿絵(By みてみん)


 せっかく整理券に当選してたのに住友館に行けなくなって落ち込みに落ち込んだ妹ではありますが、私は案外なんというか、うん平気でしたね。


 そもそもラインやってない段階で競技に参加できないわけですよ。それをIちゃんと妹と一緒に行くことになったので一応やってもらったわけで、人にお願いしてるのにそれをどうこうも言う気もないし、また言ってもいけないと思います。いわばおんぶしてもらってるわけですから。


 残念じゃないかと言われたら残念ですが、それ以上にそういう思いがあったことと、こういう失敗もまた思い出だなと思うと、本当に強がりよりもそっちの面白がる気持ちの方が大きかったなあ。そしてそれは今も同じです、思い出すと笑ってしまう。なんでも無事終わると笑い話、人の生死に関わらない問題は特にという持論そのまま、書きながらも何をやってたんだと笑ってしまってます。妹には申し訳ないですけどね。


「ところでそれより気になることがある、どこ通ってきたの、途中で事故にでもあったかと心配した」

 

 とルートを聞いてみても妹も、


「よく分からんけど迷った」

 

 とのこと。

 

「あの森を通らんとこと思ったのが失敗やったかも」


 妹ももう「静けさの森」の魔力は知っています。あそこを通ると本当に方向狂わされるんですよね。もう何回も迷ったのでそれなりになんとなく分かるようにはなってますが、今でも中に入ったら一度地図を確認しないと不安になります。


 森を通らずに西から東に抜けるルート。そこを抜けないとと思わされるその気持ち、それもまた「迷いの森」の魔力なのかも知れません。

もしかして妹が通ったルートはこっちかなと思うところを推測しますが、実はこの道にもちょっとした罠があるんですよね(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ