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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年8月28日(木)十一回目
471/766

自動運転バスに乗ろう

挿絵(By みてみん)


 ミャクミャクもなかを食べてバニラの発音で笑っているうちに、


「時間や!」


 すぐそばのバス停から乗るんですが、行ってしまったらどうしようもない。急いで行きますが大丈夫、まだ時間はありました。7分前に停留所に到着。数人の方が並んでましたが、まだバスも来てませんでした。


 ちょうど並んでいる横に石のベンチがあったので、


「ここに座って待ってよう」


 と思って座ったら、


「石が熱い!」


 そりゃそうですよね、この炎天下にお日様にぎんぎら照らされた石ですよ、やけどするほどじゃないですが、座ってみると熱くてとても座り続けてはいられませんでした。椅子を出すほどでもないし、立って待っていたらバスが来て乗車して発車です。


 運転席には運転手さんが乗っていますが、運転はしていません。いざという時のために乗っているのです。


「私はハンドルを操作していません、ほら見てください」


 と、手を放してハンドルが勝手に動いているところを見せてくれたり、色々と説明をしてくれました。なかなかにしゃべりも達者で楽しい運転手さんでした。


 試乗運転ということで、乗っているのは10名足らず。全員着席してルートをどんどんと進みます。途中からは大屋根リングの外、普通に万博に行っていたら見えないところや、大屋根リングの海にはみ出した部分の中を通ります。すごく楽しいです。


「ここは迎賓館です。万博にいらっしゃったVIPをここでおもてなしします」


 そんな建物の横も通れたりもします。そこに万博で唯一の信号機もありました。


 終点近くなったところで、


「ここに一旦停止があるんですが、ここがなかなか通るのが難しくて時々失敗します。今日も実はちょっとだけ行き過ぎました。そんな時のために私が乗ってるわけですが、今回はどうでしょう」


 とドキドキしながら一旦停止を、


「今回はきちんと停まれました」


 と拍手です。


 車内のモニターでは案内役の、


「マイちゃん」


 が色々と説明してくれて20分ほどのバスの旅は終了です。


 バスは一回400円ですが、乗り放題は1000円。


「今度は乗り放題であっちこっち行きたいね」


 そんなことを話しながらバスを降りました。


 


写真左上:座ったら暑かった石のベンチ。こういうのがいくつもあります。

写真左下:通路の横がこうやって小石になっていて妹が二回転びそうになりました。

写真中上:バス停にはたくさんのバスが行ったり来たり。

写真中下:バスの中はこんな感じです。

写真右 :案内してくれる「マイちゃん」です。


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