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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年5月29日(木)初回
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万博限定消印を押そう

挿絵(By みてみん)


 予定を変更して半分で降りたいと言い出した私にT氏は意外そうな顔です。だって、そういうこと好きそうで、やりたそうなのは私の方ですから!


「一周するんじゃなかったの」

「それもやけど、これに行きたい」


 とT氏に見せたのはこういうものです。


「万博会場限定消印」


 以前、郵便局で万博の記念切手を買ったんですが、会場限定の切手シートがあると知ったのと、やはり会場限定の消印があると聞いて、スタンプ帳を買った後で郵便局に行ったんですよ。


 切手シートを買い、


「消印を押してもらいたいんですがどうしたらいいですか」


 と聞いたら、85円以上の切手を買ったら押してくれるとか。


「記念切手に押す人もいます」


 とのことだったんですが、いや、そんなもったいないことはできない。ということで、85円切手を買って押してもらうことにしました。


「二つありますがどちらにしましょう」

「両方!」


 ということで85円の切手を二枚お買い上げ。スタンプ帳のフリースペースに貼って押してもらうことにしました。


 すると郵便局のお姉さんがこんなことを。


「こちらは西の郵便局ですが、東の消印はまた違うんです」

「え、そんな卑怯なことしてるんですか! 絶対押したいやつじゃないですか!」

 

 お姉さんに笑われたけど、そうですよね!


 なんでも、西と東の大屋根リングの消印は左右対称で一対になり、もう一種類も違う絵だとか。


「東にも行ってきます」


 と言って、一番最初にスタンプ帳に足跡を残した消印を大事に持っていたんですが、


「この下に郵便局があるらしいから行っておきたい。郵便局って早く閉まるような嫌な予感するし」


 と思って降りたいと言ったのでした。


 T氏も別にそれでいいと言ってくれたので、一周するのはまた今度ということで、またエレベーターを使って降り、東の郵便局に行って見事、対の消印をゲットしました!


 でも西のお姉さんと違って東のお姉さんはあまりよく知らなかったようで、西にもあると聞いて「そうなんですね」とびっくりしてたようです。そういうの、ちゃんと覚えてて言ってあげないと、先にそっちだけ押してもらったら反対のページに押して対にならないとか、知らずに帰ってしまうとかあるから、そのへんは情報を共有しておいてほしいものです。


 それから私は気がついてなかったんですが、T氏が言うには、後ろに並んでた人が「今のは何か」と聞いてたそうです。その人もきっと両方のを集めたに違いない。

写真が見事ゲットした西と東の消印です。

大屋根リング、ちゃんと西と東の一対になってます。

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