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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年8月24日(日)十回目
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霧の広場で泣き別れ

 ショーが終わったので移動しようと思ったら、民族大移動みたいに大変なことになりました。


 ショーの始まる前でしたが、


「強風のために大屋根リングに上がってる方は降りてください」


 との放送があり、たくさんの人が降りてきてました。上から花火やショーを見ようと思ってた方たちは気の毒でしたが、うちも大屋根リングを歩きながら「ここから見ようか」とかも言ってたので、降りてきてて本当によかったと思いました。


 その降りてきて方たちもおそらく、どこかでショーを見てたと思いますが、全員が終わった途端にうわっと動くので、本当におしくらまんじゅうのようです。ブルーインパルスを見た後もそうでしたが、列になってない人間があっちこっちに動くのって、本当にえらいこっちゃなのです。


 私たちも四人で動いてたんですが、あっちからこっちからの人に押されて妹とIちゃんと離れてしまいました。


 離れたのは前にIちゃんと来た時に霧が吹き出した「いのちのパーク」です。いのちシリーズのパビリオンの真ん中の広場ですが、そこにあっちからもこっちからも人が入り込んだんですから、そりゃそういうことにもなるでしょう。


 広場から西方向に抜ける道もいくつかあり、妹たちがどこに流されたかも分からない。


「もしかしたら北から西に抜けてるかも」


 私とT氏は押されて広場の西に進むしかありませんでした。


「この後バルト館行くって分かってるのかな」

「うーん、どうかなあ。行こう言うてたから分かってると思うけど」


 と言ってたら連絡が来て、


「バルト館で待つ」

 

 うん、分かってた。


 ということでとりあえずバルト館で待ち合わせ、流れに乗って西ゲートへと向かったのですが……

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