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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年8月24日(日)十回目
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妹と椅子

 ゲート前で本来の列に加わる前から端っこに並ばされ、入場までまだ1時間半ほど待つことになってたんですが、今回は力強い味方がおりました。


「椅子」


 そう、あの折り畳める丸い椅子です。


 前回、妹と来た時には万博行かないと言ってた妹と一緒ということで、


「並んでまで見たいって言わないだろう」


 と椅子を持って行ってなかったんです。


 それが、


「アメリカ館並んでいいよ」


 とか、思いもしないことを言い出して、


「椅子持ってきてないの」


 と言われたので説明したら、


「並ぶの嫌とかちゃうから」


 と言われてしまったので今回は持ってきてました。


 そしたら西九条で合流した時に、妹が手に持ってるのがどう見ても同じシリーズの椅子。


「もしかしてそれ椅子?」

「そう、買うた」


 ってなぜ今さら! しかもIちゃんは手に持ってないけどカバンに入れてるって!


「もしも持ってきてなかったら二つ持ってたら交代で座れると思って」


 って、どんだけ気合い入ってるんだ!


 ということで、四人で椅子三つということになりました。

 

 T氏は、


「立ったり座ったりの方が面倒でしんどい」


 と言って、あまり座りたがらないんですよね。なので私一人で座ってたんですが、四人のうち三人が座ってるとやっぱりちょっと気を遣う。私がトイレに言ってる間は座ってくれてましたが、帰ってきたらすぐに立つし。


 それでも椅子があるとやっぱり心強いです。


「夏パス終わったら椅子T氏に売ってあげよう。1500円でいいよ、1600円の椅子やけど」


 と妹が言ってみんなで笑いましたが、9月になったら貸してくれると言っていました。T氏が借りるかどうかは分かりませんけどね。

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