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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年5月29日(木)初回
42/701

Beyond 5G ready ショーケース

挿絵(By みてみん)


 いざ大屋根リングに上がろうと歩き出したんですが、その時にふと、誰も並んでいない建物が目に入りました。


「あそこのパビリオン、誰も並んでなくない?」


 そう言いながら見て、さらにその隣にあった「ある物」が目に留まりました。


「ああ、テレビでやってたわ、あれ」


 思い出したんです、そういうのがあるって紹介されてたのを。


「とりあえず入ってみん?」

「大屋根リングはどうするの」

「あそこ、今は空いてるけど、もうちょっとしたら並ぶようになるかも知れんやん」

「ふうむ」


 ということで、そこに入ってみることにしてみました。


 入ったらなんか横文字で説明されて、


「まず入ったところで映像を見てもらって、次の部屋で色々やるんですが、長いのは40分待ちになります。それは飛ばしてもらってもいいですが、その次に三つ目の部屋があります」


 的なことを言ってました。


「Beyond 5G ready ショーケース」


 なんだか分かりませんが、とりあえず大変なことをやってそうです。


 最初の部屋で言われた通りになんか色々、


「これから未来はこんなすごいことになりますよ」


 的映像が10分ぐらいでしょうかね、流れて、それをぼーっと見たら二つ目、どうやらここがメインらしい部屋に入りました。


 中は五つの部屋があって、一番長いのが待ち時間その時40分だったんですが、


「あ、これやテレビで見たの」

 

 元プロ野球選手がそこのアバターで投げるとか打つとかやってたのを見た記憶がある。


 そういう感じのがいくつかあって、


「一番早いからここにしよか」


 と、20分待ちのところで、案内のお姉さんがいるのに言ってしまって、


「いや、短いからってことじゃないんですが、ごめんなさい」


 と、思わず謝りました。笑って「いえいえ」と言ってもらってよかった。


 そこはロボットが海底のゴミを掃除するのに、地上から遠隔で人間が操作するというのをやってみましょうというやつでした。


 順番を待って5、6人ずつスクリーンの前に通されて、画面に映ったロボットをゴミのところに誘導します。


「大きく手を振ってロボットを呼んであげてください、ほら、右の方にゴミがたくさんありますよ」


 と言われるままそろってうわーっとゴミが多い方に移動して、大きく手を振ってロボットを呼びます。


 と、


「なんか、すごい楽しそうにやってる人がいるんだが」


 とちらっと見たら、T氏が満面の笑みで思いっきり伸び上がるようにして両手を振ってロボットを呼んでいたもので、


「楽しそうでよかったな」

 

 と、私はごく冷静にうわーっとお手々を振って海底のゴミをきれいにしました。


 その部屋を出たら今度は最後の部屋で「5G」でこれから色々できることを模型とかを使って説明してくれるんですが、そういうのの専門家のT氏に言わせると、


「けっこうしょぼい」


 と言うことでした。それなりには面白かったですけどね。

 

 そこで40分ぐらいは遊んでいたと思います。


 これが万博で一番最初に入って見たものになりました。

入ったところのスクリーンです。

二番目の部屋ではアバターが踊ったり色々ありましたが、ここはこの大きいスクリーンで解説を見ただけでした。

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