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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年8月16日(土)九回目
399/746

アメリカ館・その三

挿絵(By みてみん)


 大きなロケットで、


「どーん!」


 を体験した後は、細長い廊下に出て二つの道から一つを選べます。


 一つは、


「もうどーんって体験したしこのまま外に出よう」


 と思う人用、そのまま出口につながる道。


 もう一つは、


「月の石見たい!」


 と思う人用です。


 といっても、同じ廊下の、


「左端に寄ってください」


 が月の石行きで、空いたところを通るのが出口行きだけの違いですが。


 何人かは見落としたのか係の人に説明を聞いてたりしましたが、ちゃんとロケットの部屋から出てすぐのところに標識はありました。


 待ち時間は20分ぐらいとも書いてあったんですが、これももっと早かったと思います。といいますか、すぐでした。廊下の端まで歩いたら、左側に月の石が展示してあって、


「写真はお一人一枚でお願いします」

 

 と言われ、見たらなんか石があります。


 写真を一枚パシャリ。


 見るのは本当に一瞬なんですが、石は石で正直よく分からないです。


「月の石と言われているから月の石なんだろう」


 ぐらいにしか思えなくてごめんなさい。


 これまでにあっちこっちで石を見て来てますが、本当に分からないものは分からないんですよね。石は石ですし。


 ただ、


「1970年の写真で見る月の石とは違う石なんだな」


 とは分かりました。


 あの時の石ってソフトクリームみたいに展示されてた写真を見てその印象がありますから、今回もそうかと思ってたら、なんか四角い中に小さい石があるもので、


「思ってたのとちゃう!」


 と、T氏がいたら言いそうなことを思ってしまいました。


 そして妹と、


「おばちゃんが見たがってた石、代わりに見た感じかな」


 と話をしました。


 1970年万博、うちの両親が母の一番上の伯母さんも一緒に連れて行ってきたんですが、6時間並ぶということで、見たがってた月の石は諦めたという経緯があるのです。そういうの見たい人だったから、代わりに見て喜んでくれてるかな。

写真左:こういう張り紙がさらっとあるだけなので見ても意味不明で並ばなかった人もいるのかも。

写真右:一人一枚と言われた月の石の写真です。前の万博の月の石とは違います。

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