大阪ヘルスケアパビリオン・動く心筋シート
同じく大阪ヘルスケアパビリオンの展示の一つに、
「iPS細胞で作った心筋シート」
がありました。
みなさん「iPS細胞」はご存知ですよね、知らない人はおそらくほぼいないでしょう。
それが展示されていて、ボトルの中で動くんですよ。
丸いシートが浮いていて、じっと見ていると定期的に、
「ピクッ」
と動く。
なんだかとても不思議な感じです。
ボトルが3つ並んでいて、どのボトルでも丸いシートがピクッと静かに動いていました。
かなり前にある男性が「拡張型心筋症」の臨床に参加したというのを見たことがあります。自分の足の筋肉から作ったシートを心臓に貼るだけ。動きが悪くなっていた心臓が動くようになり、酸素も不要になりましたと元気そうに笑ってらっしゃいました。
今はほとんどが心臓移植に頼っているこの病気、移植を待つということは、自分と適合する方が亡くなって、心臓がもらえないと無理ということです。この治療法が一般的になったら、誰かの命が失われるのを待たなくても元気になれる人が多くなるということです。とても貴重なものを見せていただきました。
赤い液体の中に小さな丸いシートが浮いていました。




