大阪ヘルスケアパビリオン・その五
色々と記憶に残るところも多かったんですが、ここはちょっとばかりさらに残ったので一つ紹介しておきます。
色々な企業のブースがあったんですが、その中にあの大屋根リングを作った会社の一つが出展をしていました。
透明のブロックみたいなのを組み合わせて、
「未来の都市は空中にも広がる」
みたいな感じだったんですが、面白かったのはそういう展示品って、大抵、
「乗らないでください」
みたいに書いてあるのに、
「のってみてね」
とか、
「すわってみて」
とか書いてあるんです。
そこにいた係の男性に、
「私たちみたいな大人はだめですよね」
と聞いたら、
「いえいえ、大丈夫ですどうぞどうぞ」
と言われたので、乗って上の方の展示とかも見てみました。
大屋根リングを作る時にドローンを飛ばせている様子とかも再現してあって、大屋根リングについてちょっと話もすることになりました。
「大屋根リングをうちの会社は残す方向で提案したんですが、それは却下されました」
ということだったんですが、今、大屋根リングを全部残してほしいという声が上がったりもしてるんですよね、その話をして私の意見は、
「何十年は無理でもせめてあと数年は残してほしい。1年とか2年後にあの時万博でここに上がったとか言いたい」
だと伝えたら、
「そのぐらいの間は大丈夫です」
とおっしゃっていて、そういう方向でも話をしているとのことでしたので、もしかしたら何年かは残るかも知れないと思ってがんばってくださいと握手して帰ってきました。
本当にあれだけの建物をたった半年で壊してしまうのはもったいないです。何十年も残そうと思ったら色々と大変みたいですが、数年ならいけるのなら、やっぱりもうちょっとたくさんの人にも見るチャンスを残してほしいと思います。
写真左 :展示物の説明。
写真右上:大屋根リングをドローンを飛ばして作っている模型。
写真右下:「のってみてね」と書いてあって大人でも上に乗れます。




