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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年7月6日(日)五回目
255/775

イタリア館・その十七

挿絵(By みてみん)


 モリーゼ州の特産品まで見終わって、もう終わりかなと思ったら、


「どうやら二階があるらしい」

 

 と分かりました。


 私たちの前で見ていらっしゃった女性が手押し車を使って歩いてらっしゃったんですが、係の方が、


「エレベーターはあちらですので見終わられたら案内します」


 と言っていたからです。


 ここまでもう十分過ぎるほどの展示だったんですが、二階があるのかと思って進んだら目の前に、


「階段どーん!」


 まっすぐな階段がかなり上まで続いてる。


「え、ここを歩いて上がるの?」


 ちょっと腰がひけました。


 だって、入るまでに4時間並んでるんです。それから1時間以上見てたはず。写真で時間をチェックしたら、パビリオンに入ったのが午後2時50分、階段の下がほぼ4時でした。


 近くにエレベーターがあったら使うんですが、係の人の言葉からすると、どうもあのダ・ヴィンチゾーンの向こうとかにあるような気がする。疲れてはいるけど見るからに健康そうな大人が戻ってまで乗せてとはちょっと言いにくい。


「しょうがない、歩いて上がるか」


 数えたら50段ほどありました。この段数を多いと思うか大したことないと思うかは個人差があると思いますが、


「めっちゃ疲れた!」

 

 下を見下ろしたらはるか遠くに地上がある気がしました。

階段を下から見たところと上から見たところ。

ここにきてこの階段はしんどかった!

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