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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年7月6日(日)五回目
245/750

イタリア館・その八

 挿絵(By みてみん)


 アトラスと並んで、どうしても見たかった物があります。


「伊東マンショの肖像画」


 です。


 ご存知の方も多いと思いますが、


「天正遣欧少年使節」


 としてヨーロッパに渡った四人の若者の一人です。


 千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルチノとこのマンショの四人が二年半の月日をかけて海を渡り、当時のスペイン国王、イタリア有力者、そしてローマ教皇と面会をしました。


 なんと言いますか、ロマンですよね。実際は日本に帰ったらキリスト教が禁止されて、四人はそれぞれの人生を生きるわけですが、決して幸せとは言いにくい人生でした。


 四人とヴァリニャーニが一緒に描かれた版画は有名で、歴史の教科書や副読本などではよく見かけますが、2014年に発見された貴重な肖像画です。

 日伊国交樹立150周年を記念し、2016年に世界で初めて東京で公開されたこの肖像画が万博に来るということで、ぜひとも見たかったんです。


「部屋に入った正面にアトラスがあり、左にあるマンショは見落とされがちなので気をつけて」


 との注意をSNSで見ていたので、あまり探さずにお目にかかることができました。


 うわあうわあ、マンショだと興奮していたら、T氏が、


「本人?」


 と聞くので、


「そう、本人本人、マンショ本人」


 とスルーして結構長い間見つめていました。


 また会える日があるかな。もう一度会いたいな。

写真左:マンショ本人。

写真右:イタリア語で書かれた絵の解説。なんで日本語のがないんだろう。

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