表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年7月6日(日)五回目
235/752

イタリア館に並ぼう・その三

挿絵(By みてみん)


 ちょっと嫌な思いもしたんですが、トイレも済ませてまた列に戻りました。


 当日予約も取れないし、ちょっと気持ちを落ち着けるために大屋根リングでもじっくり見よう。そんな気分になりました。

 

 それまでも柱の近くに行くと、触ったり見たりしていましたが、こうしてじっくりと見るチャンスができたら、やっぱりすごい建築物だなと思います。

 

 柱はさすがにあの太さを一本の木で作ることはできないからでしょう、継いでいる木の目を見ることができます。細くギザギザを組み合わせているようです。


 横の梁の部分は丸くくり抜いた木材を釘のように打ち込んであるみたいです。釘を一本も使っていない建築法です、あれが釘の代わりなんだろうなあ。


 万博が始まってすぐの頃、


「たくさんの人が乗ったら梁がたわんでる、ほら危ないぞ!」


 みたいにデマを流されたことがあるんですが、あれは木造建築では普通にそうなると言われたのが、こういう部分かなと屋根のあたりを見て思いました。つないでいる部分がちょっとたわんだみたいに見えるんですが、これはあえてこうしてあるらしいです。


「一本の柱が何センチなんだろう」


 手を広げて合わせたら両手を並べないといけないぐらい。


 調べてみたら、柱は42センチ角、梁は42センチと21センチの断面を持つものとなってます。なるほど、確かに梁は柱より薄い。


 イタリア館に並んでるおかげで、じっくりと大屋根リングの観察ができました。

写真左 :細かいギザギザで木を繋いでいるのが分かります。

写真右上:写真では分かりにくいんですが、確かに少したわんだように見えないこともない。

写真右下:梁を丸い木材で留めてあるのが分かります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ