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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
序章 万博に行くまでに
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おやつは300円まで

 やっと万博に行くためのチケットをゲットしました。そして現実的に計画は動き出しました。やっと!


「いや、普通行く前にこんな苦労することないやろ!」


 と、思いつつも前に進みます。終わったことは終わったことだ。


 さて、それ以前にもいくつか話はしてたんです。


「食べるものどうする?」


 うん、一番大事です。


「ちょっとでいいんじゃない、どうせ何か食べるつもりでしょ」


 聞くところによるとレストランは高いし、人気のあるところは行列ができて、中にあるコンビニでさえ食べる物が手に入れられない、なんて話もあるようでした。


 もしも食べられずにお腹ペコペコで一日過ごすなんてことになったら楽しさも半減してしまうでしょう。保険はやっぱりほしい。


「とりあえずパンでも持って行くか」


 ということで、チケットを買いに行く前、銀行とかに回ってる途中で買い物をしてかさばらないパン、中に色んな物がはさんであるなんとかパックを一つずつ買っておきました。


 続いては「飲み食い」の「飲み」の部分ですが、もちろんこの場合はアルコール類ではありません。


「水の調べは厳しいらしい」


 とT氏が情報を仕入れてました。


 そういやサッカーとかでも結構飲み物って調べられるな。


「ウォーターボトルに半分ぐらいルイボス入れて凍らせて、そこにルイボス足して持っていこうと思ってるんだが」

「いや、それはやめた方がいい」


 ペットボトルでもちょっと気になると、


「一口飲んでみてください」


 と言われるらしい。


「液体だけならいいけど、凍らせてたら氷の中に何かあると思われる可能性もある」


 って、こんなパンピーがかい!


 そうは思ったんですが、見た目で人を判断はできんですよね。私と瓜二つの世界的テロリストがいる可能性だってないことないです、こんなとぼけたやつでも。


「じゃあペットボトルの水にする」


 と、遠足の飲み食いはそう決まりました。


「万博価格なのは承知だけど、なんか万博らしいの食べたいよね」

 

 うん、それも祭りの一部だ、楽しみ。


 なんだかやっと楽しい気分で前に進めるようになったのがとてもうれしいです。

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