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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
序章 万博に行くまでに
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万博ID登録

 万博の公式からならチケットが買えると分かったわけですが、そこでプログラマをなりあいとしているT氏が、


「IDなしの購入サイトは外部サイトじゃないか、危険じゃないかな。どうしたものか……」


 と言い出したもので、そんなことで悩まれたらもう一生万博なんぞ行けんぞと思った私は決意しました。


「分かった、じゃあ私が万博ID登録する。それで公式から外部サイトじゃないところのチケット買えばそんでいいでしょ」


 と言ったら、それでもまだ、


「うーん、でも万博IDの登録って怖くない?」

「怖くないから」


 きっぱり。


「それにもしも一回行って気にいったら通期パス買うんでしょ?」


 そう、そういう話になってたんですよ。


「そしたらどうせID登録せなあかんのやし、私がとりあえず登録して様子見る。そんでいいか?」

「えー」

「登録するからな!」

「はい」


 と、私が登録して買うことになりました。

 

 本当にいろんなことを言われていたので、実際はちょっとだけ不安でした。情報抜かれるとか、そりゃもうまるで悪魔の仕業みたいなことまで言われてましたから。


 でも実際に登録してみたら全然普通でした。色んなところで買い物する時と同じぐらい。言われてたマイナンバーも入れる必要なかったし、最低限の情報だけで登録できました。


 そしてそのIDからログインし、29日木曜日のチケットを見てみたら、もう9時と10時は売り切れてて11時以降しかない。


「最初やし11時でいいよね」

「いいよ」

 

 ということで、その時刻のチケットを2枚、


「とったどおー!」


 やっとゲットいたしました。


 やっと、やっと、やっとやっと万博に行けるどおー!

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