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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
序章 万博に行くまでに
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外部サイトはあかん

 青いコンビニでIDなしで買える紙のチケットを買おうと思ったら、近々の日時のは片っ端から売り切れ、


「あれ、公式でも買えるやん」


 と思って買おうと思ったら、


「自分の目で見るまで信じられない」


 と、コンビニに飛んでいったT氏から連絡がありました。


「ほんまに子ども用だけ残ってた。あんなん実質売り切れだろうが、子どもだけで行けるはずもなし」


 と、大変ご立腹です。


 うん、分かる。私も同じ気持ちだから。だけどここで運営かシステム開発者か知りませんが、そういうのに文句たれてる時間、僕らにはないんだよ。


「ということで公式で買うけどそれでいいよね」

「いい」


 ということで、やっとチケットを買うところまでこぎつけました。

 

「急がんと、もしかしたらこう言うてる間に売り切れたりしたらかなわん」

「えー、でも万博でしょ、そんなすぐ売り切れるかなあ」

「そう言うても事実、コンビニのは売り切れてたやん」

「ああいうシステムが」

「ストップ! そういうのはいい、とにかくチケット買うからな!」

「はい」

  

 ということで、相談しつつチケット購入に進みました。


 と、ここでまた待ったがかかった。


「これ、外部サイトじゃない」


 公式からチケットを買うのに万博IDを入れて購入するところと、IDなしで買うのとに分かれてるんですよ。私はそういうの分かりませんが、いわばそういうのの専門家のT氏はアドレスを見てそういうことを言い出した。


「IDなしのは外部サイトに飛ばされるようになってる。これ、危険じゃない?」

「って、公式からのやつやし大丈夫じゃない?」

「うーん、でもなあ、そういうのやっぱり不安で。大丈夫かなあ……」


 あかん、こいつ長考に入りやがったな。


 専門家の言うことだからそれなりに危険性もあるんだろうて。だけどそれで買ってる人も大部分なんだろうし、それはもう言ってもシステムのことなんだから、こちらにどうにもできることではない。


 気持ちは分かるが、こんなのを待ってたらそれこそチケットが買えなくなる!

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