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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年6月29日(日)四回目
209/775

夜の地球 Earth at Night 館

          挿絵(By みてみん)


 人でいっぱいの東北エリアから、食べられるお店はないかとさまよい、たどり着いたのは、西北エリアとの境界にある通路と言っていいんでしょうかね、そういう場所でした。


 そしてそこであるパビリオンを目にします。


「あ、あれ、こんなとこにあったんや、入りたい」

 

 お腹はペコペコになっていますが、そっちの気持ちの方が勝っていたので入ることにしました。


「夜の地球 Earth at Night 館」


 パビリオン前には大漁旗が翻り、何があるか知らなかったら、


「ろばた焼きかな、食べるものあるかな」


 と、なりそうですが、ここには素晴らしい物があるのです。


「輪島塗大型地球儀「夜の地球 Earth at Night」」


 その素晴らしい物の名前がそのままパビリオンの名前になっているようです。正式名称はこれを書くのに調べて初めて「そうだったのか」と知りました。


 その名前そのもの、


「輪島塗大型地球儀」


 が展示されている施設です。


「これは見ておいた方がいい」


 あっちこっちで目にして耳にしてたんですが、どこにあるかよく分かってませんでした。そのうち行けるだろうぐらいで、適当に攻略してたもので。


 待ち時間なしでさっと入れて、そして素晴らしい物を見てしまいましたとも。


 制作過程の動画とかもあり、これを作るのにどれほどの経験と技術その他を要したかがよく分かります。


 暗い中に浮かび上がるのは、夜の地球を漆塗りで表現した直径1メートルの大地球儀です。


 これはもう説明はいらない。見て、そして「すごいな」と思えばそれだけでいいという感じです。


 壁には同じ技法で作られた「北京」「ロンドン」「ニューヨーク」「東京」の夜景のこちらは平面が飾ってありました。地球儀よりもっと近くで見ることができるんですが、これ、全部人の手で貼り付けていったのかとおそれいるばかり。


 日本の技術って本当に素晴らしい。そしてあのお正月の地震と大雨の被害で打ちのめされた能登半島が、これほどすごい文化と技術を持つ土地で、今も復興を目指してがんばっているんだぞと、世界に向けて発信し続けないといけませんね


 見ている時にどこかから、


「これはもう価値なんて付けられんのやろなあ」


 という声が聞こえてきて、私も同じことを思いました。プライスレスな芸術品です。

写真上 :大漁旗満載のパビリオン。ちょっとおいしそうに見えました。

写真左中:輪島塗大型地球儀の日本が見える部分。

写真右中:日本部分のアップ。

写真下 :東京の町の輪島塗り。

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