表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年6月17日(火)三回目
169/744

バーレーン館・その二

         挿絵(By みてみん)


 バーレーン館は、


「五感で感じてもらう」


 をテーマに展示をしているということでした。


 まず見て、聞いて、触って、そして匂って味わう。


「このうち最後の味わうは付属のカフェで色々と召し上がっていただけるのですが、残念ながら今日はもう時間がきて閉店してしまいました」


 ということで、四感を感じる旅に出ました。


 最初は階段を上がったところにある「ヤシの葉っぱを落とした軸」で作った古代の船を実際に見て、説明を聞いて、触って、


「五千年も前にこの船の記録がある」


 と、教えてもらいました。古い印章に残っているそうですが、どうも当時すでにインドと交易があったということです。メソポタミア文明の地の一つなんですよね、言われてみればバーレーンって。


 バーレーンは島で、海水と真水の海があり、二つの海という意味だとも聞きました。「アル・バハレイン」からバーレーンだそうです。


 ヤシの船を見た後は、色々な匂いを嗅いでで回ります。フラスコのようなものに鼻を近づけて匂うんですが、面白い匂いが色々とありました。真珠の匂いとか、原油の匂い。なるほどそういう匂いかと思うものもあれば、なんだか分からないものも。


 最後は触れる体験です。


「博物館からお借りした貴重な展示物を実際に触っていただけます、大事に触ってください」


 って、そんなもん触り放題にしていいんかい! こっちの方が気を遣う!


 と思いつつも、色々な物を触らせてもらいました。楽器なんかは実際に音を出したりもできました。


 そうそう、今回一番最初に入ったUAEに展示してあった「ハンジャル」という剣があったんですが、あれと全く同じ形の剣も展示してあり、これも触ることができました。やはり文化圏が一緒なんですね、同じような形の水差しもありました。もちろんこれも触っておきました。


 二階から三階を見て回り、また降りてきて帰りのコースに入ったら、


「あれ、これって日本の藍染みたいな物だけど、これもバーレーンのなの?」


 気になったので係の人に聞いてみたら、


「これは日本の技法でバーレーンのイメージを表現してあります」


 って、やっぱり日本の染め物でした。バーレーンの海にいるジンベエザメなど海の動物がたくさん描いてありました。

 

 時間が遅くなってきたのもあり、そこそこ駆け足で回りましたが、しっかり見学はしてきましたよ。

写真上 :博物館からお借りしている貴重な展示色々。こうして触れるようにしてあります。

写真左中:UAEの物とよく似た物を見ることができます。

写真右中:いわゆる太鼓です。叩くといい音がしました。

写真下 :日本の技法で作ったバーレーンの海を表現した布です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ