トルクメニスタン館・その四
一度はレストランを諦めて二階に降り、展示を見てたんですが、
「あれは、どうしても諦められない。やめたら絶対後悔する」
そんな気持ちになってきました。
「やっぱりあそこで食べたらあかんかな」
と言ったらT氏はちょっとびっくりしてたんですが、じっくりとどうしても行きたい気持ちを説明しました。
元々私は中央アジアも大好きです。「乙嫁語り」の世界で中央アジアの料理、というかスナックぐらいらしいのですが、それをちょっと食べてみたいこと。あの店内でどうしても食べてみたいことなどを説明し、それからこうも言いました。
「また今度やっぱり来たいとなった時、また入るのに並んでから出ないと入れない。その時には今日よりもっと時間がかかるかも知れない。だから少しぐらい並んでも今行っておきたい」
ちゃんと話をしたらT氏も、
「分かった、じゃあ行こうか。それほど行きたい場所なら」
と、了承してくれました。ありがとう!
一度は階段で降りた二階からまた階段を上がって三階に。やっぱり列の長さは変わらないけど、進むのは進んでるみたいなので最後尾に付きます。
「さっき、あのまま並んでたら今頃はどこらへんだったのかなあ」
とは思いますが、それはまあ言っても仕方のないことです。
廊下に並び、さっきは人が並んでてあまりゆっくり見られなかった展示品を見て時間をつぶします。
というか、これ見てるだけでも時間が過ぎるの忘れますよ、これは。数は少ないけど、どれも貴重なものだからと、
「歴史的資料、お手を振れないようにお願いいたします」
って書いてあるけど、なんかすごく控えめで、気づかれないかも知れないぞ、それでは。飾ってるのも普通んにひょいっと吊ってあるだけだし。
廊下が狭いからかも知れないけど、なんかケースにでも入れた方がいいのではないだろうかと思いつつも、間近で、触れないようにしながらですが、目を皿のようにして見てました。
写真左上:きれいな石の付いたアクセサリーと刺繍のある衣服。
写真右上:刺繍が施された衣服。並んだ服の間に触らないでの注意書きが。
写真左下:注意書きのアップ。もっと目立つように貼った方がいいのにと思いました。
写真右下:列に並びながら見た光景ですが、みなさんレストランやテラスを見てから出ていってます。




