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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
2025年6月17日(火)三回目
147/755

カタール館・その二

  挿絵(By みてみん)


 人の列を見て1時間ぐらい並ぶかなと思ってたんですが、写真のデータを見たら20分ほどでした。途中、当日予約にキリキリしながらだったもので、もっと長い時間かと思ってたなあ。

 

 中に入ったら展示会場の前の入口で、係の方がどのような展示があるか説明をしてくれました。暗い部屋の真ん中に映像があり、それを見たらカタールの海岸線をぐるっとひと回りして見る形になってます。


 中は暗くてひんやり。周囲の壁は青くて海の生物が描いてあったりします。


「ジンベエザメなどもいますよ」


 と言ってくれたんですが、私はクジラしか見つけられませんでした。それは入ってかなり奥の方だったんですが、ジンベエは手前の方にいたようです。


 会場の中に砂のシルエットの衝立てのようなものがあるんですが、その中にはあちらこちらの海岸の砂を使っているという説明でした。砂絵のようで情緒を感じます。


 衝立てを通り過ぎるとそれぞれの海岸線に沿った地域の説明と、色々な設備を色分けしたカラフルなピンが刺してあるコーナーがいくつも並んでます。


 正直、写真を見ても「なるほど」と思うのが大部分なんですが、一つだけ、思わず、


「ピクッ」

 

 としてしまい地名がありました。


「ドーハ」


 はい、もう分かる方は分かると思いますが、サッカーファンにはいつまでも心に刺さる地名です。


「ドーハの悲劇」


 初めてのワールドカップ出場にほぼ間違いないところまで迫りながら、当時の「ロスタイム」の残り数秒で得点されたために涙を飲んだあの地の名前です。あの日のことは多分永遠に忘れないと思います。


 と、そんなことを思いながら「ここかー」と思ってドーハ地域だけじっと長く見てしまいました。

写真左上:入口を入ったところ。周囲の青い壁が海を表しています。

写真右上:砂のシルエットでできている衝立てです。

写真左下:カタールの海岸線の展示の説明です。

写真右下:ドーハなのです……

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