万博に行くためにやっておくこと・その三
本来は、今回のが万博に行くためにまずやっておくことなんだと思います。前の二つはうちの事情かな。
「万博IDを取らないと」
最初に聞いてた話では、IDがないとチケットも買えないし入場もできない、予約が取れないのでパビリオンにも入れないということでした。
「IDなんか登録するの、大抵のところは必要じゃないの?」
と思ってたんですが、なんだかネットを見ているとそのIDで情報を抜かれる、何に使われるか分からないとのことでした。
「どうしてたかが万博を見るのにマイナンバーやあれやこれや、全部必要なんだ。これは陰謀に違いない」
そんな言葉もSNSで何度も目にしました。
一般的に何かするのに登録してくださいと言うよりも、もっとなんでもかんでも情報を提供しないといけないみたいな印象でした。
「そんなの登録するの怖くない?」
「うーん……」
実はここで一度万博計画が座礁しそうになりました。「どのチケット買う?」のところでさらっと書いただけですが、簡単にどのチケットを買うことにしようと決まったわけではなかったんです。
職業柄、そういうことにうるさいT氏ではありませんが、もしも言われている話が本当なら、そこまで登録しないといけないというのはどうなの、と私も思うほどでしたから。
「万博には行きたいけど個人情報盗まれるようなことになるのは怖いよね」
と言ってるうちに、
「IDの登録が面倒で、それでチケットが売れない」
という風に言われるようになり、
「IDの登録なしでも簡単に買えるチケットも発売します」
との発表がありました。
「よかったね、じゃあコンビニで紙のチケットを買おう」
と、やっと決まるわけですが、結局のところ、マイナンバーなんて登録する必要なかったです。何かに登録する時に書くごく一般的なこと、名前や生年月日、住所、電話番号やメールアドレスぐらいしか入力していません。
今にして思えば、なんであんなにID取るのをためらったのかと思いますが、これもいわゆるデマや誹謗中傷と呼べるやつの一つで、必要以上に警戒してしまったからかも。
ただ本人認証のところで「メール」「生体認証」「アプリによる認証」の三つがあるんですが、私の場合、なぜか指紋認証をしてもらえないことが多いので、「メール」にしておいたら、そのたびにメールチェックして番号を入れないといけないのが面倒と言えば面倒です。指紋認証に問題ない人は、さっとタッチしてさっと認めてもらえたら楽だと思いますが。




