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我楽くたくた万博漫遊記  作者: 小椋夏己
三回目に向けて
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写真撮影とお国柄色々

 万博に二回行き、コモンズに行ったおかげで訪問パビリオンの数がぐっと増え、そのおかげでちょっと思ったことができました。


 どこのパビリオンの方も、大体がカメラを向けて、


「写真いいですか」


 とか、


「フォト、おーけー?」


 と聞くと、


「いいですよ」

 

 や、


「OK」


 と言ってくれたり、言葉ではなく笑顔を向けてくれたり、ピースしてくれる方もあります。


 なんですが、中には、


「NO」


 と言う方もいらっしゃいました。


 これ、なんだかすごく意外だったんですよ。


 万博ってお祭りですが、来られている方はやっぱり仕事で来ているんですよね。でもそういう仕事をして来ているってことは、どちらかというとお祭り野郎気質の人が多いのかなと思ってたんですが、はっきりと仏頂面して立っている人、先に書いたように、


「NO」


 と言う方もいらっしゃいました。


 大体の方はそうではないんですが、やっぱりこういうのもお国柄なのかなと思ったんです。


 思えば日本だって戦前は今ほどオープンじゃなかったし、もっと前だったらもっともっと恥ずかしがりだったかも知れない。その頃の日本人にカメラを向けたら「魂抜かれる」と逃げる人だっていたかも知れないな。


 もうどこのパビリオンの方かも忘れたんですが、コモンズの中で男女一人ずつ、はっきりとそうやって断られました。


 もしかしたら、あまりにも次から次に人が来て疲れてのことかも知れませんし、本当にお国柄、もしくは性格かも知れませんが、嫌々オッケーしてくれるのではなく、はっきりと断ってくれたこと、いっそさっぱりして気持ちよかったです。


 万博のスタッフだからって、嫌だと思う人もいて当たり前。それをちゃんと分かって、嫌じゃないって言う方の写真だけ撮らせてもらうようにしようと思います。

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