プロローグ
今日は〜もう日の沈みが早くなった9月頃だろうか。俺は今ベッドに横たわっている。
······が、
「兄さん〜僕もゲームしたいよ〜。」
「なぁ、怜この体制なかなかキツいんだけど。」
「僕はキツくないから〜」
この理不尽な事を言っているのは義妹の「怜」僕っ子で、髪がショートと短く、顔も整っていて一見女の子には見えないだろう。
「お姉ちゃん…兄貴が困ってる…。」
この子は義妹の「累」怜の妹だ。僕っ子で、髪の毛は怜より少し長い、ショートボブだ。こちらも一見女の子には見えない…。
「何〜?あ、もしかして累…嫉妬?」
「そ、そんなんじゃないし!」
この2人は仲は良いんだけど…たまに喧嘩をしちゃうところがあって······。
「お姉ちゃんばかりズルい!僕も兄貴にくっ付くんだ!」
「僕が先だったから〜。」
いや······俺は普通にキツイんだが?てか!こんな美女に挟まれるとか······命日か?
「ねぇ、兄さん」
「兄貴!」
「どうした?2人とも」
「僕とお姉ちゃん······どっちが好き?」
「僕と累······どっちが好き?」
「そ、それは······」
そんなの······選べる訳が無いじゃないか······。
そもそも、どうして俺達はこんな関係になったんだ。
いつからこんな関係に······。
思い当たる節はいくつかある······。
どうしてあの時······父さんにきちんと確認しなかったのか······俺は今になって思う······。