↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
40/92

今更武器ぃ?

 初っ端はやはりというべきか、普段滅多な事では戦わないと言っていたレッドの守護霊がすぐに姿を現しほくろのケツに戦いを挑んだ。女子力の高い軍人同士黙ってはいられなかったんだと思う。ともあれ私の直感は正しかったらしくレッドの守護霊とほくろのケツは超ハイレベルで凄絶な死闘となった。

 実際、私には速過ぎて何をやっていたのかよくわからなかったけどレッド曰く『素手による女子力での殴り合い』という――説明されたところで結局わからない……素手なのか女子力という名の鈍器での殴り合いなのかよくわからない戦いだった。

 しかし最終的にはレッドの守護霊が必殺技である『ファイナル・デッド・女子力・インパクト』で寿命を10年延ばした事によって勝利した。……との事だけど幽霊が寿命延ばすって死んでるのにどうやって……?


 というような感じでレッドもなんだかんだで勝利し、私達は四天王という名の十神将を全員倒す事に成功した。


 ――んだけど。


 ここで現在に戻ってレッド。

「で――だ。残るはラスボスのみとなった訳だが、明日は全員で城に乗り込んで全員でラスボスをボコボコにして終わりだと思う。……が、やはり最後くらい戦隊ヒーローらしく全員の武器を合体させてバズーカ的な物をブッ放してとどめを刺そうと思うのだがどうだ?」

 あ~……戦隊ヒーローだと巨大化する前の怪人にとどめ刺す時のお決まりだよね。私達は今まで1度もやった事ないけど。

「うん。てかさぁ、反対するつもりはないんだけどあんた達って何か武器持ってるの? 私や小豆ちゃんは標準装備されてるけど、あんた達って基本素手で殴るか魔法で敵倒してて武器使ってるの見た事ないんだけど?」

 とこれを言ったのは無論私で、あんた達ってのは主にレッド、ブルー、グレーちゃんを指す。

「なかなか痛いところを突いてくるなピンクは……。確かに俺達はこれまで武器という武器は使ってこなかった――が、ない訳ではない。因みに俺のメイン武器は『色気』だ」

 メ、メインが色気ってじゃあサブは?

 と考えていると。

「奇遇ですねレッドさん。実は私も『色気』がメイン武器なんです」

 あ、うん。グレーちゃんの色気なら武器になりそう。

「ほぅ? 実は私も『色気』が武器だったのですが?」

 と更に乱入してきたのはブルー。いや色気が武器の魔王って……。

 これにレッドは両腕を組み頷くと。

「なるほど。ならばもう一層の事、全員の武器が『色気』でいいのではないか? そして合体して出す技は『セクシービーム』で決まりだろう?」

 って言ってもどうせあんた達の場合セクシービームってセクシービーム(誘惑)じゃなくてセクシービーム(物理)なんでしょう?

 と私が考えていると、代わりかレッド達に歯止めをかけてくれたのはまさかまさかのスク水ぬぐ男さんだった。

「いや待ってくれ。色気を武器にするという事はよりセクシーになる必要があるのだろう? となると私の場合これ以上の露出はかなりの危険だぞ?」

 かなりの危険てゆーかふんどし一丁のおじさんがそれ以上脱ぐってもう無理なのよ……。ってかセクシーイコール脱ぐが前提なの?

 としているとぬぐ男さんが続ける。

「無論、私自身脱ぐ事は構わないが日曜の朝からモザイクが必須……いや、私の色気が溢れ出た場合は日朝(ニチアサ)から18禁になる可能性まであるぞ?」

 やっぱり脱ぐのは構わないのか。ってか18歳未満閲覧禁止のスーパー戦隊ヒーローって前代未聞でしょ……ホント日曜の朝から何やってんの?

 ――と。

「ふむ。さすがに18禁はまずいですな? なんとか半ケツくらいで収まりませんか?」

 何その妥協案……ブルーにしちゃあ真面な意見だけどふんどしの時点で半ケツもクソもなくない?

 というところで堪らず私が口を開く。

「いやあのさ、18禁を回避しようとするんじゃなくて最初から武器を色気とかじゃなくて剣とか銃みないな物理的な物にすればいいんじゃないの?」

『確かに』

 そこは全員素直に納得してくれるのね。

「でもピンクさん。決戦は明日です……今から武器を作って間に合うのですか?」

「あっ!」

 物凄い真っ当な意見はアイリアちゃん。

「私達パンストセイントや果麺ライダーさん、そしてぬぐ男さんはごはんですよの皆さんのサポート役って事でそれっぽい必殺技みたいなのを一緒に撃てばいいですけど、みなさんは――ピンクさんと小豆さん以外は今から武器を作るとなると最低3つは必要になる訳で、それが明日までに間に合うのか……と?」

 た、確かに。私達ごはんですよだけに絞ったとしても最低3つ。さすがに間に合わないか……と考えながらも一縷の望みにかけて小豆ちゃんに視線を送ると、全てを悟っているか小豆ちゃんは一度瞳を閉じるとゆっくりと紡ぎ出す。

「うむ。さすがの私でも明日の朝までに3つは無理だ。だが何も問題はない。何故ならレッド、ブルー、グレーの武器は既に作ってあるからだ」

 おお! 前にも似たような事があった気がするけどさすが天才エンジニア!

「……というより、私とつみれと同じように変身すればバトルスーツに標準装備されているというだけの話だ。お前達は変身をしないからその存在を知らなかった。つまり明日はラスボスにとどめを刺す前だけ変身すれば何も問題ないという事だ」

 あ、なるほど。そういう事か!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。