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秀頼誕生日記念、神を愛す

第9章 連休の爆弾魔

20、エニアは誘惑する


こちらに行われたエニアの誘惑で、なんやかんやで神になってしまう秀頼のクズゲスバッドエンドに分岐します。

今回は、そんなIF。


エニアが必死に秀頼の好感度を稼ぎまくったバグみたいな世界である

『クハッ!この永遠で悠久のような果てのない時間を、……終わりのない生をこの神たるエニアと一緒に生きようぞ。明智秀頼』

「…………」


エニアは俺に手を伸ばしてくる。

この手を、握れということだろうか……?


『お前の苦痛、悲壮、弱点。すべて神が受け入れる。さぁ、手を握れ』

「わかった……」

『クハッ。最高の判断だ』


手を握った瞬間、ぐにゃぐにゃと世界が歪む。

あぁ、もう。

俺は人間をやめてしまったんだな、というのを察してしまう。


『過去も現代も捨てたお前には、最高の未来を約束する。クハッ。クハハハハハ』

「じゃあ、早速『最高の未来』とやらをもらおうか」

『気が早いな。どんな神の権利を』

「お前をもらう」

『…………くは?』


高笑いをしていた口を、口で塞ぐ。


『クハッッッッ……!?』

「俺も神になったんだろ?なら、エニア。お前は俺の女になる」

『ちょ……、はやっ!』

「俺のすべてを渡す。お前も、俺にすべてを渡せ。髪の毛1本たりとも他人には渡さない」

『せ、積極的過ぎ!?』

「俺はずっとお前に感謝している」

『くは?』


確かに、ギフトは使ってはいけない力だ。

俺は原作をやりこんだし、たくさんの人生が狂った人物を見てきた。

絵美、三島、ヨル、タケル、永遠ちゃん、ゆりか、乙葉。

まだ出会ってない茜や碧も同様だ。


でも、やっぱり……。

俺の人生が変わったのはギフトが発現したからだ。

叔父との仲は良くないままだけど、虐待が無くなった事実は揺るがない。


そんなきっかけをくれた神様が……。

嫌いになるはずないじゃないか。

というか、大好きだ。


「可愛いなぁエニア。やっぱり俺は黒幕概念よりエニアの方が好きだな。この白髪も、褐色肌も、人を見下した灰色の目も、クズな性格も、やりたい放題なのも、ゲスい声も、ちっこい手も、クハッって嗤う癖も……。全部全部全部好きっっっ!」


合法ロリ?

ロリババア?

そんなの知らん。

俺はエニアが大好きであり、変な枠にとらわれない。


『くはくは!ちょ、明智秀頼!?』

「秀頼」

『あけ』

「秀頼」

『…………秀頼』

「最高かよ!」

『うがああああ!?愛が強い!愛が強いっっっ!』

「そりゃあ30年以上の童貞の愛が弱いわけないだろ?エニアにとっちゃたったの30年ぽっちかもしれんが、俺にはエニアの生きた悠久の時代より愛は強いつもりだ」

『服っ!ふくぅぅぅぅ!』


エニアの口を塞ぐ熱烈なキスをする。

あ、やべ。

エニア大好きが収まらない。


『ふにゅぁぁぁ。くはくは……!?』

「永遠に一緒だ、エニア」

『ふにゃぁぁぁ!愛沙!あいさぁぁぁ!』

「お?」


エニアの右腕である理知歩愛沙の名前が彼女の口から現れる。

すると、瞬間移動したように愛沙が現れる。


「来ちゃったよエニア」

「あんたは確かファイナルシーズンのヒロイン。そうか、あんたはエニアの……」

「明智さん、好きなだけエニアをメチャメチャにしてあげて」

「りょ」

『う、裏切ったなぁぁぁぁ!ちょ、服!?服!?』

「なんだよ、さっきスタチャの姿で俺の息子弄ってその気にさせておいて生娘みたいな反応しやがって」

『くっはぁぁぁぁぁ!?』





神様と、終わることのないイチャイチャの日々はまだ始まったばかりだ。

以上、秀頼がエニアと一緒に神様になるバッドエンドでした。

七夕の秀頼誕生日のスペシャル記念話でした。



残念ながら本編のエニアは、まだそんなに秀頼の好感度が高くない。

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― 新着の感想 ―
[一言] いや原作秀頼のほうじゃないんかーい
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