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爆弾類(41話)

情報量が少ない上に紅茶に染まってた()

爆弾の類(航空爆弾?)


 八十番陸用爆弾(800kg爆弾)や4000ポンドMC爆弾(1814kg)、12000ポンドHC爆弾(5443kg)、M56 4000薄肉爆弾etc…大小様々な爆弾を召喚して置きまくった。

 単位などで分かるかもしれないが、八十番は帝国海軍の対地用爆弾で、MC・HC爆弾は紅茶の国イギリスのもの、M56はリアルチート国家アメリカだ。ちなみに、MC(Medium Capacity:中間能力)爆弾は弾体の外殻を薄くして、炸薬量を増したものだ。HC爆弾はMC爆弾より更に重量/炸薬比を80%に高めたものだ。M56も似たようなものだ。通常爆弾では破片による効果(Secondary:2次的要因)が期待されるが、これらはより爆風による効果(Primary:主要因)を狙ったものである。

 爆弾というと、破片によるダメージに目が行きがちだが、実は爆風によるダメージも存外大きいものである。爆弾が近くで爆発した際、爆風による圧力の直後部分的な真空状態が発生するのだ。例えそれが一瞬の出来事だとしても人間はとてもではないが耐えられない。具体的に言うと急な圧力変化の場合、人は1400〜2800ヘクトパスカルでも死に至るのだ。死に至らなくても何らかの被害は必ずあるだろう。例えば、鼓膜が破れたり(コンマ3秒の変化であろうが、350ヘクトパスカルの変化であっても)、肺から出血したり腸が裂けたり(腸は圧力の変化に敏感な器官なのだ)。

 爆風がイマイチ想像出来ないという人もいるだろう(というか目に見えないし…)。先程、350ヘクトパスカルという単位が出たが、その圧力変化では実に256km/hもの暴風が吹くのだ。ぶっちゃけ、鼓膜が云々以前に身体が吹っ飛んで死んでしまうと思うのだが……

 まあ、ここから分かる通り爆弾のそばにいたらまず助からない。例え、防護ベストやヘルメットを装備していたとしても、だ。むしろ、装備していたほうが危険であるという論文も存在する。それに加え、爆弾の爆発による被害はこれだけでない。爆炎を吸い込むことで気道熱傷となったり、爆風に吹き飛ばされて何処かにぶつけたり……色々とある。

 何の役に立つかは分からないが、参考までに言うとTNT爆薬9kg相当の自殺爆弾の場合、30m以内にいたらほぼ確実に死亡する。また、絶対に安全と言える距離は510mである。近年多発するテロへの対策として知っておいた方がいいかもしれない。(例え知っておいたところで防ぎようがないとは言わないで……)

 そして、M56にはTNT1525kgが入っている。もう何も言うまい。ちなみに、この爆弾が仮に街中に落とされた場合状況にもよるが、700m離れた家屋でも倒壊するレベルの爆風が生じる。こんな恐ろしい爆弾だが、太平洋戦争では日本にボトボト落とされた。ちなみにえっちらおっちら運んできたのは超空の要塞ことB-29。3発も搭載出来たらしい。

爆撃といえば米英ですかねぇ……

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