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僕の背後にナリスマシ  作者: 黒井 羊
10/22

警察内部

「納得できねぇな。」

周治が言っている。妙高は周治が何を言いたいのか解るがそのまま言わせておいた。

「おかしいよな。俺たちが携帯でやり取りしてる内容やパソコンで執筆してる小説を覗いてるのはDJ連中だぞ。それをどうして俺たちが悪口を言ってると悪役にするんだ。」

 そんな時の妙高の答えはいつも決まっている。

「それは奴らが業界人だからだ。人間じゃない。感覚が一般人とは違うんだ。」

 周治は〈そんなことは分かってるよ。〉と言う顔で喋り続ける。

「それだけならまだいいぞ。俺たちのメールを丸写しでいろんなサイトに書き込んで、まるで俺たち自身が書き込んでるように見せかけて悪役にしてるだろ。おかげで警察からは行動確認(こうかく)だ。暇崎県警のレペルの低さには呆れるよ。」

 妙高も県警の行動確認には不満がある。

「確かにな、警察がどっちがおかしいか見抜けないとは情けないな。」

 周治は納得していない。

「警察内部にも業界人に加担する者がいるって事か。業界人のメスが枕営業(まくら)してるかもしれないな。警察は自分たちの失態は隠蔽するからな。初動のミスと覗きだ。」

 確かに周治の言う通りだ。これだけあからさまに自分たちになりすまして書き込みをしているのに誰一人逮捕されない。書き込みが減るどころか警察は行動確認だ。被害届が出てないとか通報していないというのはあるだろう。妙高と周治がメールで行うやり取りは意図して不適切な表現を交え、通常のサイトにこのような書き込みをしたらいつ逮捕状が出てもおかしくない文章だ。それでも警察が動かないと言う事は覗いている連中が非合法的だからだろう。これだけコピペ拡散を繰り返しても何も表に出ていないというのは業界のグレーゾーンで行われていると思いたくなる。

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