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親友  作者: たい焼き屋さん
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第二話~反抗~

美月と仲良くなってからはいつも一緒に学校に行くようになった。私は嬉しかった、一緒に学校に行ける人がいるという事が。もちろん弘樹も一緒に行っている。

「おはよ〜」と美月と教室に入る。そういえば最近久美子と話していない。ふとそう思い周りを見渡して久美子を探してみると、久美子は別の子と楽しそうに話していた。まあ久美子は人懐っこい性格で、人からも好かれやすいから大丈夫だろう。すると久美子と目が合い、久美子はニコッとこちらに微笑んだ。おそらく久美子は私に気を使っているのだろう。そんな事を考えていると美月が「どうしたの?」と聞いてきた「ううん、なんでもないよ!」と私は応えた。

その後私と美月が話していると「ったく...うるせえなぁ...!」と後ろから声がした。振り向くと二人の男子がいた。一人はこのクラスというか私達の学年の不良達のトップ杉田千鶴だ。冷静沈着で誰に対しても粗暴な振る舞いをし、人に対しても関心がない。しかし千鶴は高身長で物凄く男前だ。「クール」とでも言うのだろうか。ちなみに私と千鶴は小学校からの幼なじみだ。もう一人は吉田健太。千鶴の腰巾着でいつも千鶴と一緒にいる。あまり人から好かれるタイプではないが、千鶴は愛でている。ある意味千鶴が一番心を許せる「親友」というものなのかもしれない。「千鶴!またそんなひねくれた事言って!」「俺は事実を言ったまでだ。だったらお前らは今自分達がうるさくなかったと言えんのか?言えねえならてめぇに文句を言われる筋合いはねえよ。」「んっ...!」私は言い返せなかった。そんなとき「ごめんなさいね。だけどもう少し優しく注意してもいいんじゃない?」驚いた。そう言ったのは美月だった。あんなに大人しく物静かな美月が反発するなんて...と私は思った。すると吉田が「お前、最近入った転入生か。だったら教えてやるぜ、千鶴に歯向かったらどうなるかを!さあやってやれ千鶴!」私はヒヤッとした。まずい!このままだと美月が!と思った。「ばーか。たかだかこんなことでキレるかよ。」良かった。千鶴にもこんな一面があったとは...。「だが、お前。顔は覚えた。名前は長澤だったか?まあいい。とにかくこのことは借りにしておく。あと凛!ついでにてめぇもな。行くぞ健太。」「お、おう。だけどもうすぐ朝のホームルームだぜ、どこに行くってんだよ。おーい千鶴ー!」そう言って二人は教室を出て行った。「まったく、とんだ災難よ。まあとにかく無事で良かった。しかしまさか美月が千鶴みたいなやつに歯向かうなんてね。」「私も自分でも少し驚いてる。でも良かったかも。」「そうね。でも気をつけてね。あいつら何考えてるか分かんないんだから。」「分かってるよ。」そうして今日は何事もなく無事に一日が終わった。

「そういえば明日は月初めだね。」「あー、もうそんなに経つんだ。美月と会ってからそろそろ一週間かぁ。」「ふふっ」「どうしたの?」「いや、なんだか不思議だなーって思って。凛とは本当に凄い出会いだったね。」「確かに。でも嬉しいよ。私は親友ができて。」「うふふ。ありがとう。」そうして家に着いた。そういえば明日は全校朝会か...波乱の予感...

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