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第3話 授業は真面目に受けることを推奨していた(前編)

1時限目は数学だった。


ゲーム設定が「高校生」だからそれなりの内容だった(らしい)


らしいと言うのも、授業開始のチャイムが鳴って始まりの挨拶をしたら、直ぐに終わりの挨拶になって終了のチャイムが鳴ったからだ。

しかも、午前中の授業が全て終わって昼休みになっているというおまけ付きだ。

まあ、ゲームで学習内容まで網羅したらとんでもないことになるから当然と言えば当然だけど。


『知力が上昇しました』


ステータス上昇を告げるアナウンスとともにステータス画面が表示された。


パラメータを確認すると


知力:51『1up↑』


『知力』が1上昇してた。


これって今知力が51だからあと49回授業を受けたら100になるのか?

いや、まさかそんな単純にMAXになるわけがないよな?


パラメータの仕組みを考えながら、食堂へ学食を食べに移動した。


学食は定番の牛丼だな。食券を買って引き換えてっと。

「おお、ゲーム内なのに食事が出きる!」

味覚はないから旨いか不味いか分かんないけど。


『体力が回復しました』


体力の回復を告げるアナウンスとともにステータス画面が表示された。


体力:80『30up↑』


食事を食べると体力が回復するのか。

「まあ、そうだよな。」

後は寝ると回復するのかな?


「そうだ! 午後の授業をサボって寝てたら体力回復するか調べてみよう。」

「すぐに終わると言っても、わざわざゲーム内でまで授業に出たくないからな。」


「ここはやっぱり定番の屋上でごろ寝だよな」


午後の授業が始まるチャイムがなるのが聞こえた。

「どうせすぐに終わりのチャイムが鳴るんだろ?」

そう思ってたのだが、数分たってもいっこうにチャイムは鳴らない。

体感時間で5分くらい過ぎた頃にようやく終了のチャイムが鳴った。


『体力が回復しました』


予想通り体力の回復を告げるアナウンスがあり、ステータスが表示された。


体力:MAX『20up↑』


「体力が最大まで回復したか。何だか元気が湧いてきた気がする。」


予想通りの展開に喜んだのもつかの間。ゲームとは言え、授業をさぼると当然のようにペナルティーも発生していた。


『一部のパラメータが減少しました』


突然、音声ガイドからメッセージが聞こえてきた。


知力:50『1down↓』

人気度:40『10down↓』

ヒロイン相性度:55『10down↓普通のクラスメイト』


「マジかよ、軒並みダウンするじゃあないか!」

「状況がよく分からないからとりあえず教室へ戻ってみるか。」


呟きながら教室へ急いだ。

今回は前後編に分けて書いてます。後編はもう少しお待ちください。

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