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サポート特化の冒険者  作者: 無名のクリピア
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第一話 日常の崩壊

語彙力が皆無に近いのでアドバイスやミスなどあれば連絡ください。

僕は平凡な男子高校生だった。それがあの日全てが変わった。





***********************





「家ついたら即WINEするから! すぐにinしろよ康介!」

「あいあい、わかったよ。」

僕の親友の雄二がゲームの誘いをして解散というのがいつもの流れだ。

自宅から近い高校に通い始めて2年。

2年前は第一志望の公立高校に落ち、滑り止めで受けた私立高校に行くのが嫌で仕方がなかった。親は僕を慰めてくれたが、周りの友達が第一志望の高校に受かってる中僕だけが落ちてしまったので、親の慰めの言葉は何の励ましにもならなかった。

だが『時間』というのは素晴らしいもので、1年も経てばすっかり高校生活にも慣れ、信頼できる友もできた。そして一番の親友といってもいい雄二だが、こいつのせいで僕はゲームが大好きになってしまった。

特に好きなのがMMORPGの《ファンタジーエクセリア》だ。このゲームはとにかく自由度が高く、鍛冶や、調合、家づくりなんてものもある。

もちろん、大抵のプレイヤーはタンジョン探索や、討伐クエストを中心にこのゲームをやっている。なぜなら、モンスターが落とすドロップアイテムや素材なしでは何もできないからだ。

僕はいつも仲の良いメンバー4人とパーティーを組みダンジョンに潜っている。いつも一緒に帰っている雄二は剣士、他のメンバーは盗賊と魔術師だ。

僕はそんな仲間3人を後方で支援、回復するのが得意な聖術師をしている。このゲームは配信開始日からやってきたので、雄二に勧められた僕含むパーティーメンバーはゲームの中でも上の中ぐらいに位置する強さである。それぐらいゲームに熱中してしまっていた。



そして今日も僕、坂井康介はいつものように雄二と交差点で別れ、ゲームの約束をして家に帰った。高校から家まで帰るのにさほど時間はかからないが、昨日夜遅くまでゲームをしていたせいか体が怠く感じる。


「くぁ〜。家に帰ったら寝そうだなぁ。」


軽く欠伸をしながら信号を待っていると、近くの公園からボールが飛んできた。


「あ、危な...」


そう呟くと同時にボールを避けようとした車が自分に突っ込んできた。


「あ...」


という間抜けな言葉を最後に、僕は避ける間も無く車に跳ねられ感じたことのない痛みの中、意識がなくなった。


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