表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/27

魔法の研究2

魔力を身に纏う事に、成功した裕也は次の段階の準備をしていた。


「あ〜、魔力を身に纏った男の文献見ながら勉強した方が良いか……それとも、普通の魔法書を見て勉強するか……如何するか……」


悩みに悩んだ裕也は………。


「この鍵を、投げてどっちの本を刺すかで良いか」


……自分の部屋の鍵を使って決めようとしていた。

鍵に回転を掛けながら、投げると鍵は見事に一冊の本を刺した。


「……ふむ……物理系魔法全書……選択外じゃないか……まぁ、やってみるか」


見事に第三の選択肢を選ばれた。

尚、物理系の魔法の多くは比較的簡単で、魔法陣を使わないタイプの魔法だったので、楽だったと記述しよう。

それから、裕也と本との戦いが始まる。

選んだ本ではなく、第三、第四の選択肢が出て、魔法陣の勉強は出来なかった。

しかし、空間、回復、物理系の魔法を扱う事が出来た。

尚、その最中に身体能力上昇の魔法を手に入れ、戦闘能力は格段に上がっていた。

しかし、自然系の魔法などの物は全く使えず(記述はあるが、〜〜の書参照などと書かれていた)明らかに、魔法を習得する順序間違ってんだろ!と言われるような魔法道を極めていた。

此処でちゃんと説明しよう、空間魔法はストレージと言うのが主流で、道具などを収納できる。

商人向けと言われればそうなのだが、最近では冒険者も持っている人が増えて来ているそう……まぁ、あのプロテインを勧めてくる悪魔からの情報だが。

プロテインを勧めてくる悪魔からは、異世界の職業を教えられたが、これはまた別の時に語ろう。

回復系は言わずもがな、傷を治したり病気を治したりする事が出来る。

聖女などが、使う魔法……まぁ、これは言わずもがなって気もするが。

物理系魔法……これは見たとき驚いたが、使う人が全くいない魔法だ。

何故かと言うと、物理系は魔力を色んなものに変質させる事が出来る。

しかし、その変質した物は所詮と言うかなんと言うか、魔力の塊な訳で変質した魔力は見えない、その為……チームプレイには向いてない訳だ。

そんな事は如何でも良い、今は自然系魔法だ。

普通に何もせずに、本を読む。

そして、気がついた……。


「……他のやつ見た後、これ読むと一番簡単だな…」


そうしみじみしながら、本を読んで勉強した。

しかし、問題が発生した。


「……魔法陣覚えれねぇ……」


そう、複雑過ぎて魔法陣の形を完璧に覚える事が出来ないのだ。

そして、新たな魔法を作る事でそれを完璧にした。

その名は、上書き魔法、書き込み魔法だ。

魔法陣を自動で書き込む事が出来る魔法だ。

その魔法を何の為に作ったか……それは……。


「……頭の方に魔法陣を大量に重ねるって壮観だな」


……頭に直接魔法陣を書き込む事にする為だ。

そして、魔法を起動した。

その時に起こった事は、いつまで経っても忘れる事は無いだろう……。


「……イテェ?!」


書き込む事で頭を鋭い鈍器のようなもので、殴られているように、痛い思いをしていた。

床で転げ回り、痛みを紛らわそうとする。

回復魔法で痛みを抑えようとするが、色んな魔法陣が頭に入る度に、痙攣し体が跳ね、死ぬ程の思いをした。

何度も何度も何度も何度も何度も抑えては痛くなり、抑えては痛くなり………永遠にも思える程の思いをした。

そして………。


「……終わった……何か物凄く疲れた」


そう、床の上で呟き意識を無くした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ