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背徳の異世界家族計画  作者: carel
異世界人建国計画編
38/95

37.報告?


 ワイバーンを美味しく頂いた後、地図作成の傍ら、転移魔法陣の設置等しながら、王国内を飛んでいた。


 砂浜では、砂の確保をして、コンクリート用の砂と、塩、苦汁、を分離して保管してある……。


 琴音、鈴音が必要以上に、魚にこだわっていたが、転移魔法陣の設置で妥協して貰った。


 これで、いつでも魚の確保が出来るだろう……。


 港町も一応は有ったが、王国が交易を制限していた為、大きな漁村になり果てていた……。


 王国が何をしたかったか、いまいち分からない……。


 海岸線沿いを飛んでいると、西方に島なども見えた。


 クロスティール諸国連合との、交易路を考えると、海路の方が良さそうだ……。


 大陸の南端まで行くと、東に向かう。


 またもや山脈が見えて来た所で、海を挟んで、東に半島が見えて来る。


 確か南端にダンジョンがあるはずなので、その半島に向かい、ダンジョン近くに転移魔法陣を設置した。


 その後、山脈沿いに、北へ向かいキリフトスダンジョンが見えてきた辺りで、大体の建国予定地なのだろう……。


 後は、建国予定地を塗りつぶす様に、建国予定地を飛び回り、地形を記録して行く。


 途中、貴族領の町の近くにも、転移魔法陣を設置してまわり、屋敷に到着したのは、地図作成を始めて、10時間ぐらい経った頃だった。


 途中、色々寄らなければ、もう少し早く終わってただろうが……。


 「これって、結構面倒?」


 「にぃ、今気付いた。」


 「世界地図なんて、付き合わない。」 


 「う~ん……。そうだな……。衛星観測器でも作るか……。」


 「「初めから、そうして……。」」 

 

 琴音と鈴音にダメ出しされ、考えを改める事にした……。


 「まあ、建国予定地は、大体把握したし、製図機で書き出すか……。」


 「しばらく、建国準備。」


 「ダンジョン攻略。」


 そして、製図機で、地図を書き出し、会議堂へ向かった


 会議堂に着くと、こっちに向かって、走ってくる男がいた。


 「藤堂様!お帰りなさいませ!」


 そう、ラウルである……。


 「どうした?そんなに急いで……。」


 「藤堂様に、お願いがございまして……。」


 「内容によるぞ……。お前が良くやっているのは、分かっているからな。」


 「ありがとうございます。藤堂様!実はですね……。」


 内容はこうだ、戦奴の中に好みの女性が居り、見ているだけで興奮して、罰則が発動する為、仕事にならない。


 だから、契約内容を書き換えてほしいって事だった。


 「う~ん……。お前、それに関しては前科があるから、あまり気が進まないな……。」


 「そんな~……。一生、藤堂様に仕える覚悟でございますので、どうかお情けを……。これでは何の役にも、立たなくなってしまいます。」

 

 「そうだな~……。お前、その娘をめとる気はあるか?」


 「お許しが頂けるのであれば……。」 


 「そうか!相手の気持ちにもよると思うが、しばらく、罰則を解除してやるから、口説いて連れて来い……。そしたら、婚約の制約かけてやろう……。」


 「あっ、ありがとうございます、藤堂様!この御恩は必ず……。」


 「まず、婚約してからだからな!先走ったら、どうなるかは分かってるだろ。それにお前は、もう貴族でないからな……。」


 「はい!重々承知しております。」


 その件は、これで良いとして……。


 「ラウル、教会の件はどうなっている?」


 「はいっ!まだ調査中ではございますが、何やら出てきそうな報告も上がっています。」

 

 「どんなのだ……。」


 「それが、孤児院の子供達は、至って普通なのですが……。成人して孤児院を出て行った者で、まだ男性が発見されていません……。」


 「女性は居るのか?」


 「30名ほど、この町で仕事をしているようです。」


 「どう言う事だ?」


 「子供達は、約半分が女、もう半分が男です。


 卒院した女性によると、男の子たちは10歳過ぎたあたりで、家出をしていく子が殆どらしく、急に居なくなるようです……。」


 これって、黒なんだろうけど……、いったい何をしてるんだ?


 「そういや、ジストには暗殺者ギルドは無いのか?」


 「王都に行かないと無いですけど……。どうかしましたか?」


 「いや、諜報とか偵察が得意そうだから、聞いてみただけだ。」


 「そうでしたか、何なら王都で頼んできますか……。」


 「……そうだな。俺が行って、ギルド自体制圧してくるか……。諜報部隊とかも欲しいし、ちょっとした用事もあるからな……。」


 「そうですか……、私の方は引き続き、教会の方を当たってみます。それと、住民登録について、住民にも掲示もして置きました。」


 「そうか、若草寮や治療院に出来そうな、大きめの建物とかは在ったのか?」


 「はい、宿屋を閉めようとしていた家族が居りましたので、其処を買い取る事で、若草寮にしようと思います。


 その隣の家も、治療院にと言う事で話を進めています。」


 「不条理な事してないだろうな……。」


 「その辺は大丈夫です。その者たちも、建物の管理に加える事で、生活の保護を確約しています。」


 「問題無いならいい。だが建国するまで、勇者達を目立たせない様にしてろよ。」


 「使用人の中から、表に立つ人を決めています。」   

 

 「そうか……。そろそろ、安奈の所に行くからお前も来い。」


 そう言い、ラウルを連れ執務室に向かう……。


 執務室には、誰も居らず、少し探すと会議室に、皆が集まっていた……。


 「ただいま、どうしたんだ?皆集まって……。」


 「あっ!正臣さん、お帰りなさい。戦奴の人員整理をしてました。」


 「正臣くん、遅いわよ……。大体、決まったから、名前の書き出しと、自分の班員の確認中ね……。」


 「あっ!班員っての良いな……。」


 「そうでしょ。皆で決めたの、何時までも戦奴ってのも変だしね。正臣くん達はどうなの?」


 「え~と!まずは、これ!」


 収納より出したのは…………、大量に作り置きしていたワイバーンの唐揚げ……。


 「え~っと、正臣くん?どういう事かな……。」 


 彩香さんが、訳分からないと言った具合に、こっちを睨んでくる。 


 「途中、ワイバーンを狩って、研究してたんだけど、思いの外、上手く出来たから、収納に入れて来たんだ。


 軽く摘まみながら話でも、と思って出したんだけど、要らなかったか?」


 「そう言う意味じゃないんだけど、まあいいわ……。」


 そして、大皿に盛られている唐揚げに、皆が群がってくる……。


 吉田くんが傍に来て呟く。


 「藤堂さん……。これだと、話し合いにならないです。」


 「そうだな……。でも、皆が味に飢えてるのは分かった。」


 そう、皆、唐揚げ争奪戦へと加わっている。大家族の食卓に似ている様な気がする……。


 「今度から差入れは、配膳できるようにしよう……。何か見苦しい……。」


 「そうして下さい。」


 まあ、俺の報告は、建国予定地の地図が出来た事と、転移魔法陣の設置場所ぐらいだから、後で大判の紙にでも、貼りだして置けば問題ないだろう。


 町近郊の詳細地図に、農地予定地、町の建設予定地を書き込んでいく。


 あれから、測量班と人事班に分けて測量を行ってくれたようで、大まかな都市設計図が完成した。


 「吉田くん、これで明日から貴族領、周ってこれるな……。


 転移魔法陣は、地下にあるから使ってくれ。


 それと武装も後で準備して置くが、他に欲しい物はあるか?」 


 「無線機なんかあれば、助かります。」


 「そうだな。会議堂と連絡がとれる様にして置こう。」


 「大場は連れて行くとして、ラウルさん、サミュルさん、ジャークさん、デリスさんとで宜しいでしょうか?」


 「ああそれだが、ラウルの代わりにノットくんと執事長を、連れて行ってくれ……。それと、兵士10人位と使用人を付けよう……。


 馬車も欲しいな。少し物々しい位が良いと思うからな……。」


 「そうですね。」


 「それと交渉だが、交渉に行った所以外は、確約済みと言う感じで、進めると良いだろう。キリフトス領を皮切りに開拓して行く、とでも言ってくれ。


 反発しそうな者のチェックも忘れないでくれ……。


 それ相応の対応になる……。勇者王にはあまり話をさせるなボロが出る……。とこんな所か?」 


 吉田くんとの話も終わりかけた所で、彩香さんが手を叩く。


 ぱんっ!ぱんっ!


 「は~い!皆~注目~!」


 あれだけあった、唐揚げも無くなった様だ。


 「これから、明日の予定を話し合いま~す。」

  

 目配せして、彩香さんが俺の方を見る。

 

 「それでは、明日なんだが、さっき吉田くんと、都市設計図を描いていたが、外壁になる所と、下水管を埋める所に目印として杭を打ってもらう。


 それと、農地の開墾場所だな、要は規格整備の前準備だ。


 外壁から作り、作業方法を隠すつもりでいる。


 ゴーレムも活動させたいので、そのつもりでいてくれ。


 農地の方は、魔道具と人海戦術で何とかしたい。


 温室ハウスと育苗箱は明日までに作って置くから、近藤の方も進めてくれ。」


 「土も作らないと駄目だ、腐葉土が欲しい……。


 後は、石灰と焼土、一輪車(ねこ車)等だが、今年はしょうがないが、鶏も探してほしい。


 ワイバーンじゃ、流石に肥料が作れないだろ?」


 「近藤……。地球の知識に囚われてちゃだめだ。魔術を応用すれば、一輪車(ねこ車)要らなくなるぞ……。


 例えばアイテムポーチに、詰め込むとかでどうだ?」 


 「おお~!お前、良くそんな事、考え付くな……。それじゃ、あれか、アイテムポーチをシェイクすれば、土が混ざるのか?」


 「………………、そこまでは、無理じゃないか。今日、沿岸部の砂と塩と苦汁、分離して収納してきたが混ざっていない。」


 「それは、残念だ……。」


 「まあ、攪拌機(攪拌機)も作ってやるよ……、農薬も結界で変わりが出来るだろうし、魔術有きで相談してくれ。


 もしかして、生徒達の方が、良い案、持ってるかも知れないぞ。


 若いってのは、経験が足りないだけで、頭が柔軟だからな……。」


 「その通りだな……。」


 「土に関しては、俺も良く分からないから、明日にでも、探しに行って貰えると助かる。」

   

 「森に行きたい。何人か、うちの班に護衛を付けてくれ。」


 「アイシャに言って置くよ。魔闘部隊の何人か、連れて行くといい。」


 「了解した。俺からは以上だ。また何かあったら頼む。」


 「他に何かあるか?」


 「はいっ、住民登録の方も進めたいです。


 今日の内に、治療院と若草寮予定の地主と話付きました。


 明日からでも開院したいので、住民の認識票作って貰えますか?」


 「了解した。制約と分析付与した魔道具作るから、面接から始めてくれ。


 紙も渡すから書き出しも頼む、ナンバリングすると、管理が楽だな……。


 特典として、治療院の格安使用、教育の場の提供、新市街の優先移住、安全の保障、仕事の斡旋、魔道具(認識票)の無料貸し出しだな。


 他にも色々と、特典は付いてくる事になるけど、今の所はそのぐらいか?


 注意してほしいのは、外国籍の奴らと冒険者だな。


 在ナントカ人とか作る気無いから、面倒が起きるだけだし……。」 


 「番号で呼ばれると、文句言う人でないですか……。」


 「大丈夫だろ、日本の反日政党じゃないんだから……。合理を詰めて行けば恩恵の方が大きくなるし……。」


 「そうですね。死ぬ確率が大幅に減るだけでも、なりたい人は多いと思います。」


 「ああ~、サクさん達とマリルを先に住民登録してくれ、マリルは、治療院との提携店ってのも、忘れないように。」


 「分かりました、認識票は早めにお願いします。」


 「他は、何かあるか?」


 「「「「「…………。」」」」」


 「無いようだな……、そしたら俺達だが、明日はダンジョンを攻略してくる。帰りに王都で、暗殺者ギルドを制圧下に置き、諜報部門として、こっちに組み入


れようと思う。」


 「藤堂!王と行くんだったら、忘れ物の無いようにな……。」


 近藤が、期待のまなざしで俺を見つめている……。


 最近、慣れてきたとは言え、正直、気持ち悪い……。


 「問題ない……。ただ、しばらくは契約で縛らせてもらうから、誤解するなよ……。」


 「分かってる。頼むぞ、藤堂!」


 「それじゃ、これで解散するか。」


 大体の予定が、決まったので解散する事にする。 


 「皆さん、お疲れさまでした。」


 彩香さんが、最後に閉めた。 


 俺達、藤堂家組は、サクさんの店に、ワイバーンの肉と、唐揚げとスパゲティーのレシピを置きに寄る事にした。 


 「サクさ~ん……!忙しそうですね……。」

 

 「あら、正臣くん、いらっしゃい!」


 カレンさんが対応してくれたが、店の中を走り回っている。


 丁度、繁忙期に来てしまった様だ。


 「手伝いますよ……。」


 俺、琴音、鈴音は厨房に入り、彩香さん、安奈、忍、双葉、雫はフロアの方に周った。


 会計は、カレンさんとファナでするようにし、店を回す事とした……。


 やっぱり、いくら混んでいようが、人手が足りると余裕が出て来る。


 「いや~、正臣くん、助かったよ。最近、お客さんが多くて、対応しきれなくて困ってたんだ。王都から、アレクも呼ぼうかと思っているんだが、あっちはあっ


ちで、繁盛しててな……。」


 「まだ大丈夫ですけど、呼んだ方が良いですね……。この店、まだまだ大きくなりますよ。」


 サクさんに、意味ありげな笑顔を見せる。


 「まさか、新レシピか……。」


 「素材は特殊ですよ。高級料理になるんじゃないですか?」


 「勿体付けずに、教えてくれよ……。」


 「ワイバーンの肉ですよ……。」


 「………………!そりゃ、高級料理だ。」


 「それと、小麦素材の新メニューですね。」


 「そっちは、安く済みそうだな……。」


 「カレーと、セットでも行けると思いますよ。」


 「ちょっと待ってくれ。料理が出来た……、お~い、これ持って行ってくれ!」 


 サクさんと並んで、話しながら、調理して行く……。


 そんな感じで、美食亭の繁忙期が過ぎたのは、1時間ちょっと経った頃だった。


 「すまんな、忙しくて……。」


 「良い事ですよ。これから、もっと忙しくなると思いますしね。」


 「やっぱり、アレクも呼ぼう……。宿屋は廃業だな……。」


 「残念ですけど、その方が良いですね……。」


 「何言ってんだ。宿屋は結構、効率悪かったんだぞ……。固定客掴むための手法だったし、余計な仕事が多すぎる。正臣くんと会えたのが、幸いだった


んだ、ファナの婚約も受け入れてもらったしな。二代目、美食勇者と聞いた時はビックリしたぞ。あっはっはは~!」  

 

 「いや~、勇者では無いんですけどね。……食の探究者で通ってますからね。」


 「ところで、さっきの続きなんだが……。小麦のレシピだ。」


 「それなんですが……。ザルとかって分かりますか?」


 「何だ、それは?」


 「ですよね~……。ちょっと待ってください。」  

  

 俺は錬金で、なるべく目の細かい、ミスリル製のザルを数種類作り、サクさんに渡した。


 「これです……。」


 「使い方が分からん、これだと水も汲めないぞ……。」


 「当たり前ですよ。サクさん、小麦粉出してください。こう使うんです……。」 


 そして、粉上の小麦粉を、ざるに乗せふるい……、見る見るうちに小麦の選別をする。


 「小麦がよりきめ細かくなりました。これで、パンを焼くと違った触感にもなりますが……。まずは、これを塩と水で練ります。」


 練り終わった所で、今度は、ところてんの押し出し機の様な物を出し、麺を作って行く。


 「おお~!何だそれは?初めて見た……。」


 「本当はこれを乾燥させると、保存も効く様になるんですが……。すいません、お湯沸かして貰っていいですか?」


 サクさんに、お湯を沸かして貰い、俺は麺を作って行く。


 お湯が沸いた所で、塩多めと麺を投入……。アルデンテって、生麺だと出来ないから、だいたい5分位で良いか……。


 さっき使ったのとは、別のザルを用意し、麺を取り出しお湯を切る……。


 「にぃ、天空落とし。」


 「つばめ返しでも。」


 「いや、要らないだろそんな動作、お湯が切れれば良いし、スパゲティーだぞ……。」


 「なんだそれは?」


 「忘れて下さい、サクさん。お湯切っているだけなんで……。で、これがスパゲティーです。」


 サクさんに、フォークを渡し、巻き取る様に食べてもらう……。


 「ほ~!小麦がこうなるのか……。」 


 「で、これに、カレーを掛けたら美味しいと思うんですよ。」


 「そうだな、合いそうだ……。」


 そう言うと、カレーを掛けて食べ始めた。


 「あっ!これは良い。パンよりもしっくりくる……。」


 「パンはパンで良いと思いますけど、こう言うのもあるってなると、繁盛するでしょ。」


 「いつも、すまない……。ありがとう。」


 「サクさん、まだですよ。ワイバーンが残ってます。」


 収納より、唐揚げを出し、食べてもらう。


 「何だこれは、どういった作り方をしてる。美味しすぎだぞ……。」


 「それは、サクさんから頂いた、卵も使ってます。それと、小麦粉ですね……。」


 「素材は分かった、作り方だ……。噛むと油の風味が、口の中に広がるどうなっている。ワイバーンはもっと、味気ないっていうかパサパサって言うかそ


んな感じだったぞ……。」


 「これはですね、一口サイズに切った、ワイバーンの肉を溶き卵に絡め、それを小麦粉に付けてから、多めの油に入れてやって、浮いてくるのを待つだけ


です。」


 「そんな……、油に入れるなんて、調理法初めて聞いた……。」


 「ただ、油なんですが……。それに使った油は、白金貨数百枚相当になるかと思うんで……。」


 「はっ、はく、白金貨~……!」


 「そうなんです。でっ、ここの油は動物の背脂だと聞いたんですが、たぶんそれだと、臭みが出ると思います。それと、卵も希少品ですし、ワイバーンの肉


もめったに、手に入らないんじゃないですか?」 


 「なっ、なんて物を、食べさせるんだ……。一口、白金貨数百枚の味……。」


 「そう言う事で、代替品が作れればと思っているんですが……。まだ素材が見つかって無いんですよ……。」  


 「そう……、なのか?」


 「そこで、サクさんから頂いた、卵って何の動物ですか?」


 「ああ~それか……、バジリスクだ……。たまたま、冒険者ギルドから流れて来た。」


 「そうですか……、そうなると、入手も困難ですね……。そうなると……、空を飛ばない鳥とか居ないですか?」


 「ああ~、 チキン鳥の事か?」


 あっ!鶏の事だよな……、言語互換だとそうなるのか……。


 「多分ですけど、それで間違いないと思います……。」


 「あの鳥はダメだぞ……。うるさいし、肉もあまり美味しくない……。」

 

 「ワイバーンも肉は、美味しくないですよ……。」

 

 「調理次第って事か……。それだと、直ぐに手に入るぞ……。」


 「「「よしっ!」」」


 俺、琴音、鈴音が、3人でガッツポーズをしている。


 「後は、油ですね……。木の実とか大量に生っていて、出来れば、オリーブとかあればいいんですが?」


 「そんな樹なんて、少し南に行けば、そこら中に生えているだろ……。」


 「はっ?」


 なんなんだ、素材がこれだけ揃っているのに、今まで誰も食べないなんて……。 






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