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復讐の夜  作者: 榊原灰人@vtuber
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リベンジ

久々の戦闘!

「行ってらっしゃい。『転移』」


時雨、夢、モルグ、グロスの4人が転移され目の前から消える。


「次、『転移』」


続けてハデス、タナトス、神無の3人も転移される。ハデス達は白夜と神無が捕らえられていた牢屋に、時雨達は王宮のど真ん中にとばされた。


「フェルミナは?」


魔夜は望遠鏡でフェルミナの位置を確認している白夜に聞く。


「1人で飯食ってる」


白夜の視線の先には1人、酒場で食事をしているフェルミナがいた。


「なら行くわよ」


そう言うと魔夜は『転移』を自身にかけ、白夜達を置いて先に行く。残された白夜と極夜も部屋から出て走って行く。



「大将〜、酒追加〜!」


「あいよ!」


フェルミナの目の前に並々とジョッキに注がれた酒が置かれる。フェルミナはそれを掴み一気に飲み始める。


「ゴク、ゴク、ゴク……プハァッ!」


豪快に飲んだフェルミナは満足の表情でつまみである焼きイカに手を伸ばす。


「やっぱ酒にはこれだよな」


「………否定はしないわ。確かに美味だもの」


魔夜の返しにうんうんと頷きながらフェルミナは焼きイカを食べる。


「それで、リベンジかい?やるなら食べ終わってからにしてほしいんだけど、駄目かい?」


「いいわ、食べ終わったら教えて。それまで本でも読んでいるから」


フェルミナの提案に了承を示した魔夜は何処からか取り出した本を開き読み始める。

フェルミナはそれを見て食事を再開した。


「食った食った!それじゃ行くよ!大将、金はここに置いとくからね!」


「おう!またこい!」


「ああ!」


フェルミナに元気な声で返す大将。これだけでフェルミナはここの常連だとわかる。

魔夜は本を閉じてフェルミナの肩を掴む。


「安心して。移動するだけだから」


「任せるよ」


そして魔夜とフェルミナは酒場から姿を消した。



「………ここなら誰もいない。思い切りやれるねぇ」


「ええ、思う存分殺し合いましょう」


魔夜が『転移』した場所はコロシアムだった。魔夜がテトを殺し、一人で暴れまわったおかげで今は立ち入り禁止となり人が誰もいない。


「それで、アンタら全員でかかってくるのかい?」


「ああ」


「文句ならいくらでも聞くけど?」


物陰から出てきた極夜と白夜はそれぞれ剣を鞘から抜き構える。

フェルミナは笑いながら自身も武器を構える。


「文句はないさね。アタイは全力で殺しあえるならね」


「ご期待に添えるよう努力するわ」


魔夜も魔法の準備を進めていく。

両者動かずに互いの出方を伺う。


「【荒御魂】!」


先に動いたのは、フェルミナだった。


「【加速】」


フェルミナと白夜が斬り合う。【加速】状態の白夜にフェルミナは余裕の表情で対処していく。


「極夜!」


「『炎帝・圧殺』」


白夜とフェルミナがいる場所に巨大な炎の腕が振り落とされる。


「邪魔さね!」


「チッ」


「『剛破斬・紅』」


白夜を蹴り飛ばし、頭上に落ちてくる炎の腕を斬り裂く。斬り裂かれた腕は霧散し消える。


『重力』(グラヴィティ)


「クッソ……」


魔夜の魔法により地面に膝をつかされるフェルミナに白夜と極夜が追撃する。


「『魔銃・鷹』」


「『竜王炎弾』」


極夜と白夜の波状攻撃がフェルミナに殺到する。粉塵が立ち、しばらくして攻撃の手を止める白夜と極夜。魔夜も魔法を解除しフェルミナがいた場所を凝視する。

そこには


「『危ないんやないか〜フェル?このままやと死ぬでホンマに』」


「アタイが死ぬならカイも死ぬよ。まぁやられる気はないけどね」


多少の傷を負ったフェルミナの姿があった。白夜と極夜は手加減をしていたわけではない。にも関わらず致命傷はどこにもない。


「【殺意】」


「【憤怒】」


白夜と極夜は地面を割る勢いでフェルミナに突撃していく。


「終流・三日月!」


白夜から放たれた斬撃は三日月状の刃となりフェルミナを斬り裂かんと迫る。

しかしフェルミナは大剣を一振りしただけで斬撃を消滅させる。


「終流・二刀破斬」


フェルミナと直接斬り結ぶ極夜。そのまま押し込もうと


「貴様……この前は手を抜いていたな!」


「さてね」


押し込めず、逆に押し込まれる極夜。それでも抗おうと力を込めるがビクともしない。


「【憤怒】レベルⅡ‼︎」


【憤怒】のレベルを上げた極夜がフェルミナと拮抗する。


「【憤怒】レベルIIIだ‼︎」


「なっ⁉︎」


今度こそ力関係が極夜に傾く。フェルミナの足元がヒビ割れる。


「【剛腕】!」


フェルミナもスキルを使い極夜の力に対抗する。しかし


「くたばれ」


白夜が背後から襲いかかる。フェルミナは大剣で極夜の二刀を下に流しそのまま地面に大剣を叩きつける。

その衝撃で地面が割れ足場が崩れる。


『重力槍』(グラヴィティランス)!」


魔夜の魔法はフェルミナに当たらずその近くの地面に接触し槍が近くのものを吸い込んで圧縮していく。それはフェルミナも例外ではない。


「クッソ……がぁぁぁっ!」


フェルミナは大剣を上段に構えて振り下ろす。


「【荒御魂】・鬼狩り!」


凄まじい剣撃で魔法を打ち消される。


「極夜!」


「任せろ!」


フェルミナの頭上に飛ぶ白夜に【炎帝】の腕で下に殴る極夜。


「終流・焔一閃!」


極夜の炎を纏わせた短剣がフェルミナを斬る。


「『させんわボケェ!』」


【荒御魂】であるカイの鎧を突破できず弾き返される。白夜は後ろに跳躍し魔夜と極夜の元に戻る。


「あれどうやって崩す?」


「魔夜の【憎悪】は?」


「可能性はあるけどフェルミナ自身の技量が上。斬り込みにいっても反撃。そのまま私が狙われ続けるわね」


「なら俺の【殺意】と【虚滅】(ウロボロス)で殺す」


「できるの?」


「やる」


「ならば任せた。下手はするなよ」


「お前が言うな」


方針を即座に決める白夜達。フェルミナはそれを黙って見ている。

白夜はニヤリと笑うと短剣を自身の腹部に突き刺す。溢れる大量の血液。

フェルミナの目が見開き驚愕している。

白夜は短剣を引き抜くとドンッ‼︎という爆音とともにフェルミナに肉迫する。


「っ‼︎」


反応が遅れたフェルミナは咄嗟に大剣を振り抜くが白夜は屈んで避けそのまま蹴り飛ばす。


「こっからが本番だ」


白夜達とフェルミナの第2幕が開始される。

戦闘シーンがうまく書けないのを忘れてました……(´;Д;`)

次こそは!!

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