プロローグ〜この世界にきた理由〜
その日は突然やってきた。
目をあけるとそこには年齢も違えば性別も違う人々がなにもない、ただ広い空間に立っていた。
俺もふくめそこにいる人達には少なからず共通点があった、それは恐怖していることだ。
そりゃそうだろ?
誰だっていきなり知らない場所に、知らない人達の中にいれば恐怖くらいは感じるものだ。
恐怖すれば混乱したり叫んだり泣いたりする人もいるだろう
だか今ここにいる人は誰もそんな事はしていない。
それは声がしているからだ。
この広い空間全てに響くその声は男か女か判別できないほどノイズがかかったような声だったがハッキリと聞こえたんだ自称神を名乗る奴の声が…
詳しくはこうだったかな、
「君たちをここに集めたのは私だ。
私に名はないが、まぁ神とでも言っておけば良いかな。
君たちの中には気づいている者もいれば何の事か分からない者もいるだろうが、ここにいるのは人間が普通なら持っていないような力を持つ人間ばかりだ。
それは魔法が使えたり、限界を超えた力が出せたり、空が飛べたりする人間。色々な力を持つ人間を集めた。
理由は今から君たちが行く世界、そこは今闇からの攻撃を受けているんだ。
このままではこの世界は終わってしまう。
勿論その世界にも戦える者はいるけど敵の数が尋常じゃない
そこで平和な世界で力持て余していた君たちをここに呼んだのさ。
だから君たちにはその力で闇を倒してほしいんだ。
説明はこんな感じだけど質問ある人いる?」
神はこう言っていた。
それを聞いたあとの人達の共通点は恐怖から怒りに変わっていた。
(いきなり知らない場所に連れて来られて別の世界を救ってほしいなんて言われてもな…)
俺がそんな事を思っていると人々のなかから罵声がとんだ。
「何でそんな事俺たちがしなきゃいけないんだ!」と
「こっちの都合も考えなさいよ!」と
「もし死んだりしたらどうしてくれんだ!」と
「早口すぎて意味分かんないんだけど!」と
その罵声の嵐を神は全て聞いたんだろう数分後罵声が鳴り止んだその空間に「ハァァ…」と神のため息が響いた。
「グチグチうるさいなぁ。だから人間なんかには頼みたくなかったんだよ」
そして神はキレ気味に言葉を続けた。
「ハァ、まぁいいや、とりあえずいってきてくれよ。
闇を世界から消滅させれば君たちは元の世界に返すからさ」
流石に俺もカチンときた。
礼儀を知らない神を1発ぶん殴ってやりたいと思っていると。
「それと闇を全部消してくれたら何か1つだけ願いを叶えてあげよるよ。勿論ここにいる全員にね。私は嘘はつかないから安心してくれ」
神はそう言うと指を鳴らした様な音を空間に響かせた。
すると空間に亀裂がはいり俺たちが立っていた場所が崩れ真っ暗な空間に俺たちは放り出された。
そこにいた人々は落ちながら神の最後の声を聞いた。
「じゃあ頑張ってこの世界を助けてやってね〜」
その声を聞きながら俺たちは闇に攻撃されている世界
に落ちてきたんだ。
「こういう訳で俺達はこの世界にきたって訳だ分かったか?
この世界にきてから半年たったある日、俺は本部と呼ばれる場所の食堂で目の前に座る少女に俺がこの世界にどうやってきたのかを話していた。
読んでいただき誠にありがとうございます!
ゆっけと申します。
文章構成がメチャクチャだったり展開が急すぎて分からないところが多々あったとは思いますが後々で良い作品になる様に修正していきますのでご了承下さい笑
アドバイスをくれると作者が非常に喜びます。
もし良かったら続きも読んでいってください。