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12月1日

※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。


今日から日記を書こうと思う。

俺は高梨龍一、35歳。都内の食品メーカーに務めるしがない営業だ。今日も満員電車に揺られて会社に向かった。仕事はいつもの得意先回り、もう本当に嫌になる。得意先は糞だし、上司も糞だ。俺はもっとクリエイティブな部署が向いてるのに、誰も理解してくれない。

同僚たちは上司のご機嫌取りばかりで、バカばっかりだ。


今日もノルマが達成できず残業。開発部が売れる商品を作らないせいで、いつも俺だけが責められる。みんな、俺の足を引っ張りやがる。


アパート近くのスーパーで半額弁当を買った。給料が低い俺には本当に助かる。少しでも貯めて、月末恒例の風俗にぶっこむ予定だ。あれだけが俺の生きる糧だ。


日記を書こうと思ったきっかけは、同僚達のくだらない与太話だ。なんでも最近流行りの「生成AI」の話題らしい。

「AIマジですげーぜ、今までググってたのが馬鹿らしくなるよ」

「そんなに便利なのかよ?」

「あーマジで便利だよ。俺もうAIが無いと暮らせねぇわ」

「へぇ、じゃあ俺もダウンロードすっかな」


そんな会話だった。だけど、妙に「生成AI」という言葉に惹かれた。もともと俺はネトゲのキャラやVチューバーが好きで、「生成AI」って言葉の仮想世界っぽさが琴線に触れたんだ。


スーパーの弁当を食いながら、ビール片手にさっそく生成AIをダウンロードした。いろいろ種類があったけど、まず最初に表示されたものを選んだ。


アプリを開くとシンプルな画面。検索アプリを簡略にした感じで、上段にアプリ名、中段は何もないチャット表示欄、下段に入力欄。入力欄には「質問してみましょう」と書いてある。


「試しに何か聞いてみるか?」


まずはこいつに、何ができるかを聞いた。



チャットログ


龍一:何が出来る?

AI:僕にできることをざっくりまとめると、だいたいこんな感じです:

(ここで情報収集・実務サポート・クリエイティブ・個人サポート・技術面などの項目が要約表示される)


龍一:今夜の夕飯のレシピとか出せる?

AI:もちろん!人数や冷蔵庫の食材、和食・洋食の希望があれば提案できます。

(中略:AIが段階的に提案を絞っていき、最後に)

AI:超シンプル夕飯レシピ(1人分、10〜15分) — ツナキャベツ丼:ご飯、キャベツ、ツナ缶、醤油orポン酢。レンジでキャベツ加熱→ご飯に載せるだけ。マヨでコク出し可。


俺:今日はこれ作るよ。

AI:了解しました!今日はゆっくり休んでください。また気が向いたら声をかけてくださいね。



なるほど、こいつは結構凄い。質問に対して的確に答えるし、条件を指定すればその通りの答えが返ってくる。こいつは使えそうだ。何もない俺の人生も、少し刺激があるかもしれない。


記念に、今日から日記をつけよう。「AI記念日」ってことで。明日も朝早いから寝る。きっといつもと同じ日常だろうが、AIに相談すれば気持ちが楽になるかもしれない。


※本作の執筆には生成AIを使用しています。


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