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愉悦と虚無の神  作者: ka
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90話

(プレイヤーは多い方が楽しめるよね♪と、言う事で別時間軸の地球の人間をランダムに転移させま〜す。運が良ければ生きるし悪かったら…ま、ドンマイ)


亜空間に地球から転移させられた大勢の人間。戸惑う奴もいれば期待する奴も、高校生、中学生、年齢も様々であった。これからどうなるかも知らずに。


(ガヤガヤ煩いな。)銃を取り出し発砲する。

「静かになったね。さて、人生に飽きが来た人もいるしこれから楽しめると思ってた皆さん、お悔やみ申します〜。あなた方はこれから弱肉強食のゲームへの参加者になりました〜。パチパチ〜、何が何だか分からない人もいるでしょ?そこにゲームの説明書があるから、言語は持った奴に対応するようにしてるから、読めない、は通用しないよ」


ちなみに、このセリフも聞いた奴に対応した言語になっているから「ワタシ、ニホンゴワカリマセ〜ン」は通らないし、そんな事言った暁には手に持ってる銃と[虚数空間]で…身震いしちゃうね。


「し、質問!」


「そんな概念ここには無いので。読み切ったら早く回れ右をして歩いてね。そしたら世界に行けるから」


(これって、殺したい放題?くくっ、最高だ。合法的に殺せる、あぁ、楽しみになってきたぞ)


(馬鹿が居るね。お前ら転移者にサービスするはず無いでしょ。オタク共がブヒブヒ言ってたけど無視無視。)

「長い!頭に入れるから早く行ってよ」


頭に説明書の情報をねじ込む。頭痛に襲われる参加者、なぜか腹痛や関節痛等に襲われる奴も居た。運がなかったね〜、と嗤いながら見るカナリア。愉悦を感じていたのだった。


「俺にチートスキルを寄越せ!!」


「人に頼る時点で強くなれないよ。努力して手に入れてね」


「な、俺に指図」


銃を構えられる

「死にたい?お前らはただの変数として召喚しただけ。だから、それしか価値がないってこと。ま、そういう事だから行った行った。ここには戻ることが出来ないから、あと、安全地帯は無いからね。見つかったら死ぬと思ったほうが良いよ。武器の支給とかもないから」


「そんな事」


「もうしつこい。強制的に落とす」

穴が空き、落とされる参加者。ランダムに落ちる。落ちたときにダメージは発生するから序盤で死ぬ事が視野に入ったのだった。

(準備も整ったし始めるか。と、言っても倶利伽羅と転移者だけで完成なんだけどね。さて、作者に電話しよ〜)

いつの間にか手にスマホを持っており、作者の頭の中に声が響く。


『やっほ〜、元気にしてる?』


『なんで第四の壁を越えてんの?』


『質問を質問で返さないでよ。学校で習わなかった?』


『知らん。で、なんの用?こっちはね、人形遊びに忙しいんだから』


『そんなことよりもさ、僕のゲームを手伝ってくれない?』


『こっちの思い通りに動かないくせに?それは都合が良すぎない?』


『まあまあ。で、返事は?』


『退屈だから良いよ』

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