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愉悦と虚無の神  作者: ka
88/121

87話

「チィッ!強すぎるでしょ」

やはり力の差は歴然。思うのは自由だが勝てる訳では無い。死という概念に囚われている時点で負けていた。


「君たちは肉体があるから死に囚われている。ここを越えれる程の力が無いと僕には勝てない。まあ遊んでるときは勝てるかもね」

じゃあカナリアも肉体があるんじゃないのか?となるが、肉体を創ったり、変えたりできるから囚われているとは言えない。じゃあ元の身体に戻る必要なくない?と疑問が浮かぶが答えはオリジナルが1番だから。


「何それ、僕がカナに勝てないって言いたいの?」


「勝てるわけ無いじゃん。人間如きに負けるとでも?僕の力の一片を見せてあげよう。圧倒的なラスボスをね」

[虚数空間]の穴が大量に出現し鎖、矛、槍、銃弾がルイにめがけて飛んでくる。穴はどんどん増えて、上にも下にもなんならルイの腕の近くにも出てきた。防ぎきれなくなり傷が増える。ライも巨大化してルイを護っているが護りきれない。


「ライ、もう良いから」


「ギャウ」

ライがカナリアに突撃する。ルイはそれを止めることが出来ずに見てるだけだった。


「何でこっちに来るのかな、虚しいだけなのに。はぁ、自分の手で殺すのか、それも面白いじゃん!」

穴から鎖が出てきて、ライを縛る。カナリアが近づき回し蹴りを喰らわせる。ライは蹴りを喰らい死ぬ。イカれた運営が設定した確定会心と会心ダメージで哀れなライが死ぬ。


「あ、あぁ…」


「大切な仲間を失った気分はどう?悲しみかな?恨みかな?それとも・・・・・喜びかな?

そこは重要ではなくて、この死体はもらってくね。今回はこれが目的だから」

死んだライを亜空間に収納する。カナリアはその場から転移で離脱し騒動の原因が去る。これ以上魔物は増え無くなるから人間たちは安心だろうが、ルイは心に大きな傷を負うのだった。

−−−−−−−−

場所は変わり、アンとカーレンが居る戦場。


「コイツ等強い」

アン達は苦戦を強いられていた。時系列的にはカナリアが去る前。増え続ける敵、減り続ける魔力や体力。誰も助けに来ない現状。疲弊する精神。

今まではルイやカナリア、サイクスに頼っていたツケが回ってきた。ザマァと言う事。

え?違うの?うるせぇよ。


「きりがないわね。そろそろ、私も限界が」


「見つけたぞ。我が王の命令だ、お前には死んでもらう」

謎のローブを纏ったいかにも怪しい男が来た。男の後ろから大量の魔物がついて来た。


「誰だ!」


「死に行く者に名乗る必要無いと思うぞ。そこの…どうでも良いか。あいつを殺せ!」

魔物が動き出しカーレンに攻撃を仕掛ける。アンを無視して。アンが止めようとしてもそれを振りはらって執拗にカーレンを殺しにかかる。アンが異世界人なら中指立てながらそれを眺めているぐらいに。


「くそっ!フレアサークル!」

炎がカーレンの周りを囲み魔物達が近づけなくしようとするが、強行突破され失敗に終わる。そして

「グフッ」


「これで王の命令を遂行できるぞ!!」

カーレンの土手っ腹に穴ができる。竜の尻尾で穴を開けられたのだ。

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