表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
愉悦と虚無の神  作者: ka
7/121

7話


(よくよく思ったんだけどルイ君まだ8歳なんだよね。同い年だとまだゴブリンも殺せない年なのになんでこんなに強いのかな〜って思ったから考えたら僕のせいだった。僕が居るせいで見た目以上に筋力とかが強くなってるからゴブリンとかを殺せたんだよ。ビックリだね僕が居る事でこんなことが起こるなんて)


カナ?


〈何?読めない文字でもあった?〉


僕って変なのかな?


〈なんで急にそんなことを聞いてきたの?〉


だって1人でゴブリンを倒すとか普通ならしないんじゃないの?


〈はっきり言うよ、ルイ君は異常だね。8歳児の知能じゃないし森に行けるほどの体力も無いよ〉


やっぱり…


〈心配しなくていいよ。ルイ君はスタートが少し早いだけだから〉


そうなの?


〈そうだよ。でも、慢心しちゃ駄目だよ?慢心したらすぐ死ぬんだから〉


そこは大丈夫だよ。フェンリルの事で理解したんだから


〈僕に頼り切らないでね。僕はいつか居なくなるから〉


そうなの?それは何時なの?


〈ルイ君が一人前になって僕に頼らなくてもいいようになったらかな〉


じゃあいつまでもカナを頼るよ。そしたら居なくならないでしょ?


(やめて欲しいな〜僕はいつか戻るんだしさ)

〈それをするなら僕は今すぐにルイ君から離れるよ?〉


それも嫌だ。お別れなんてしないでよ


〈それもできないな〜。僕はルイ君に付きっきりなんてできないし戻らないといけないから〉


じゃあ僕もついていく!


〈頑張らないとこれないよ〉

(はぁ~ルイ君は神にはなれないんだよね。こうも簡単に依存するからなんだけど。なんでかな〜)


「ここにいたのか」


「どうかしましたか?」


「お前が急に居なくなったから」


「あれ?僕は書斎に行くって言ったはずですけど」


「いや、言われてないぞ」

じゃあ、僕が言ったのは誰だったんだろ?ま、いっか


(ルイ君みたいないい子なら普通は言うはずなんだけど。警戒をしておこうなんか変なことが起こりそう)


「そうですか。すみません」


「怒っては無いが次はしっかり言ってくれ」


「そうします」

おかしいな?僕はお父様に言ったはずなんだけど。僕はボーっとしてたわけでもないのにまあいっか。

−−−−−−−−

「目標発見。誘拐する」


(やっぱりこうなるか〜。多分だけどフェンリルのことを見られていたんだろうね。子供なのにフェンリルを殺すんだから狙われるのも無理はない。今はルイ君が寝ているから僕が主導権を握ってる。)


「お前には実験体に」


「黙れ。お前如きにさせるわけ無いだろ」

虚月を取りだして刺し殺した。全くいつ見られていたんだろ?フェンリルに集中してたから分からなかった。ルイ君が起きちゃった。死体を回収したところでルイ君が起きた


何かあったの?


〈何も無かったよ。安心して寝てね〉

ルイを誘拐した国の紹介。


科学技術が進展した、しすぎた国。ワープは出来ないが、飛行艇、戦車、銃火器、地雷、致死毒、空間を捻じ曲げる剣、未来を予測できる装置、ミサイル、核爆弾、神の骨。スキルでも手に入る能力を兵器化するのは無意味。人は浅はかであり、価値など無い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ