63話
「ねぇ、あの女の子はどこに行ったの?」
「え?何処か行ったんじゃない?それにどうでもいいし」
(多分作者が忘れていたんでしょ。あいつ忘れっぽいし)
「呼んだか?」
「いつの間に?」
そこには今まで見かけなかった少女が居た。はい、忘れていました。これには言い訳が…やめておきます。すみませんでした。
「ウケる〜なんで生きてるの?だって王城で見かけなくなってどこに行ってたんだろ?」
「お前!」
「猫みたいに警戒しないでよ。お前には興味が尽きたからあんなことしないよ」
「なら、私の前から消えろ」
「お?死にたい?」
(消えろなんて私悲しくなっちゃう〜)
「喧嘩腰にならないでよ」
「売られたらやるでしょ。外に出よう、ボコボコのギタンギタンにしてベチャベチャのグチャグチャにしてからドロッドロのデュルンデュルンのグチョグチョにしてやる」
「ねぇ、それ気持ち悪いからやめてよ。想像したら…」
「こんな風になる?」
絵にして見せた。涙目になって悶えちゃった。これなんにもしてないんだけど。ほら、再現した物を動かして…うえっ、気持ち悪。この世のものとは思えない。モザイクつけないと
「はぁ、はぁ、酷い事するね」
「ふふっ、いや、再現してみようと思ったらこんな事になるなんてね。ウケる」
「そんな事言ってないでそれをしまってよ。もう見たくない」
「へぇ〜」
「そのニヤニヤした顔やめて。何か嫌なことが」
「それ言うと嫌なこと起こるよ」
「見つけたぞ!お前を殺…」
「はい、口を塞ぎましょうね〜。煩いのは嫌いだから」
「ムーッ!」
「言いたいことがあるなら言ってよ。ねぇ、言葉が理解できないの?早く言ってみてよ」
「言えないでしょ」
「喋れないな」
「喋らせないんだよ。ゴミに口は要らないでしょ?と言うかゴミは喋らないでしょ?それと同じ〜」
「離してあげなよ」
「次は〜首を〜」
首に手をかけようとした時
「それはダメ」
「はは、ウソウソ。こんなゴミに手を汚すのは嫌だしね」
(はぁ、止めたら余計に因縁が増えるでしょ。だからこそここで殺すべきだっていうのに。まあ、ここで終わらすのも面白くないし)
突っかかって来たゴミを蹴り飛ばした。
「ガハッ」
「ヒビが入ってるじゃん。やり過ぎ」
「はは、こうした方が面白くなりそうでしょ?退屈はつまらないからね」
「面白くないよ。僕が困るっていうのに」
「変わってるね」
「それカナが言うことでは無いでしょ」
「私を無視するな」
「そもそも、どこに行ってたの?」
「牢獄」
「なんで?」
「建物を壊したりしたから」
「それって…」
「なんで僕を見るの?」
その会話をした後サイクス達も混ざって破茶滅茶な会話が繰り広がった。




