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愉悦と虚無の神  作者: ka
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48話 

「ああ言ったけど僕の言うことは聴かないでしょ?だから情報だけは渡してあげる。それ以外は〜まあ、お楽しみに」


「早く情報を寄越せ!」


「まあまあ、そんなに焦らずに。まずは体力の回復が優先だよ。そんなので戦えるとでも?」


「うるさい!」


「うわ〜ん、僕の意見を無視された〜というわけで殺そう。ゴミは要らないしね」


「っー!」


「ほら、分かったなら休みなよ。こっちは肉体を人間にしないといけないんだから。変えるのも大変なんだよ?」

(というわけでちょっと時間を飛ばそうね)

−−−−−−−−

「カナ居る?って何その姿」


「可愛いでしょ?今回は美少女風にしてみた。これをチョベリグって言うはず。多分」

(なんで姿を変えられるの?って思ったそこの君。あのちびキャラ風な肉体は魔力で作ったと認識してくれ。私は説明するのが面倒くさい)


「??」


「まあ、いいや。それでなんの用?そろそろ動きたいところだけど」


「それがさ、カナが離れてから視線がやけに多くなった気がして」


「まだ狙われていたんだ。笑える」


「どうにかならない?」


「僕という抑止力が無くなったから必然か。まあ、サイクスが居るでしょ?なら大丈夫でしょ。僕が戻るまでは貞操を守ることに集中しないとどうなるかは分かるよね?」


「分かったよ。できる限り守るから速めに帰ってきてね」


「よし、8年ぐらい待っててね。その間に国とか滅ぼしたりしてくるよ」


「本当にやりそうだからやめて」


「あはは、冗談だよ。それで最近は何かされていない?」


「歩いていると話されてはいるけど直接って事は無かったね」


「ふ〜ん」


「あの子は元気?」


「今は休ませてる。流石にあれで行くと失敗するしこの姿を使えなくなっちゃうから避けたいね。まあ、頑張りなよ。僕はこいつで遊ぶから」


「計画は立てたの?」


「楽観的にはね。まず、業者を殺す。その後に一旦僕は先に村に行って天使と偽りそのまま受け入れさせその後あいつが村に来た瞬間に僕は特大の魔法を使ってあいつの家族以外を排除してから家族に凄惨な死を与える。これでうまく行けば嬉しいね」


「まあ、お互い頑張ろうね。問題はあまり起こさないでよ?僕の噂がまた増えるから」


「じゃあもっと増やさないとね」


「早く行くぞ」


「まだ行かないよ。夜に行くんだよ?ほら、まだ寝ていなよ。こっちは色々と下準備をしないといけないから」


「私も手伝う」


「さっきまでのあれはどこ言ったの?僕のことが嫌いなんでしょ?ならそんなことせずに見ておくとかしときなよ」


「復讐を終えるまでの間だけだけど協力するのは事実。なら手伝うのは当たり前」


「・・・・まあ、良いか。なら、火薬を持ってきて。派手にやりたいから」


「分かった」


「はぁ」

なんでこうなるのか。僕が苦労するっていうのにカナはもっと周りに気を使わないといけないのに

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