40話
「正義ってなんだろうな〜、やっぱり人の為〜とかになるんだろうけどそれじゃあ損しかしないしな〜やっぱり自分の信念だよね。というわけで僕は自分の為に君たちを殺します。受け入れてくれると嬉しいな」
「何言ってんだ!そんなことがまかり通るわけないだろ!罪のない人も殺す?そんなことが許されるわけ」
「許す、許さないも関係無い。君たち弱者は僕という強者に殺される。この世は弱肉強食だよ?だから生きたいならせいぜい足掻け」
さて、多分この国を滅ぼしたらあいつらが来る。どうせ終わるならラスボスムーブをしないと。
「クソっ!なんだこいつ攻撃が効かない!」
「ははっ、効くと思うなら思っておけばいいじゃん」
ある者は魔法で、ある者は剣で多種多様な攻撃を仕掛けるが効果はなくカナリアに少し苛立ちを覚えさせるぐらいにしかならない。
「こっちもね時間が無くなってきたんだ、だから手荒に行こう」
地面に糸を垂らし指を上にあげ垂らした糸を人間に巻き付ける。そして、糸に炎を流せば
炎が人間の身体を焼く。熱さで叫ぶ者もいるがまだ序盤だ。次がある。
「熱い!」
「あはは、いい叫び声じゃん。炎で終わりってわけではないよ」
地面に垂らした糸を爆破させた。範囲はその場所全体。この長さの糸を生成するのに必要な魔力は大きかったけど効果は期待通りその場を破壊、辺りは焦土と化した。
「ちっ、遅かったか」
「残念でした。ここは消え全て灰燼に帰しました。さぁどうする、僕と戦う?そ、れ、と、も〜僕に抵抗せずに殺される?選択肢は2つ。君たちが好きなルイ君を取り戻し僕はルイ君の中に戻るか、何もなせずに死ぬ。僕としては〜おっと人の話はしっかり聞こうよ」
言葉の通り、サイクスが殴りかかっていた。話は最後まで聞いたほうが・・・・そんな余裕はなさそうだ。
「これ以上の会話は要らないだろ。お前を倒しルイを取り戻す」
「でもいいの?僕を倒したらルイ君は僕が殺した人の事を考えて精神を病んじゃうよ?なら僕がこの身体を動かしていれば良いじゃん」
「そんなことになったら俺が治るまで面倒を見る」
「そこは俺たちでしょ。まあいいわ、あんたは気に食わないけどルイは必要だから返してもらうわ」
「はぁ、なんで諦めてくれないのか。まあいい、僕視点ルイ君に戻っても変わらないしね。とりあえず来なよ」
「フレイムストーム!」
「火力高いね〜ルイ君の命はこっちが握ってるって言うのに。人質に」
「お前はそんなことしねぇよな。面白くないって理由で」
「はは、何分かった気をしてるの?僕はそんなに単純じゃないしそれは気分で変えてるだけ。ブリザードランス」
「事実を言っただけでそこまでになるか?」
「分かった気で話されるのは釈だからだよ。別に怒っているわけではない。話は終わり、ここからは足掻いて見せてね」
(追記、多分この先か、少し前ぐらいでなんか、大罪系のナレーション?があったと思うんだけど、要らないやつだから忘れてくれて結構だよ。次回!作者、無期懲役を喰らう。乞うご期待)




